前から狙っていた 5U4GB整流管の高信頼感 SYLVANIA JAN-CHS-5931をやっと入手出来たので、今まで集めておいた分も含めて全ての真空管を交換した。

Western Electric KS-16608-L1 アンプの真空管を全交換

Western Electric KS-16608-L1 アンプを入手してから今まで一度も真空管の交換を行っていなかったが、前オーナー様の使用状況が判らないので一旦私の手で初期化する事にした。

  1. 整流管 5U4GB -> SYLVANIA JAN-CHS-5931
  2. 電力増幅管 6L6GC -> Philips ECG 7581A
  3. プリ管 12AU7 -> Philips ECG 6189W

全て NOS新品で、別に高信頼管に拘った訳ではないが偶々そういう事になってしまった。

かっちょええ〜!

アンプを素っ裸で鳴らして最初から真空管が過熱し過ぎるのもイヤなので、さっそくケースカバーを装着しその上からファンにて送風しつつ電源を入れてみた。

流石に最初の頃は新品の NOS管から熱による臭いがして、ドキドキ…

全ての互換球のヒーター電流は交換前の球と同一である事は確認済みだが、何と無く心配なので頻繁に電源トランスを触ってみて発熱具合を確かめる。

うん、30分位のランニングでは電源トランスも出力トランスも以前と同様の発熱で特に問題無さそう。

今でかすかに「ジー」と聴こえていた真空管ノイズが皆無になり静寂そのものに…

まとめ

出力管は一先ず元の United Electron(Made in England)6L6GCに戻してと…

今回一番交換したかったのは整流管で、こいつが古くなって来ると出力電流電圧の低下が発生し、明確に気付かないうちに音質が劣化してしまうので、どうしてもコイツだけは高信頼管に変えたかった。

肝心の音質の変化はどうかって?

無理っ!私の駄耳じゃ判りませんて…

モノラルだし…

小音量だし…

言い訳ばっかだし…

まっ、強いて言えばブラシーボ効果で鮮度が上がって張りが出たかな?とも感じるけど、でもこれはまだ真空管が新しいので未だ馴染んでおらず音が硬いからそう感じるとも言える訳で…

いや、まてよ…

今まで高音が伸びずツイーターを外付けしてもどこか眠くなる TESLA V3-Ca2が見違えている。

明らかに楽器のアタックが速くなり、楽器の粒立ちが見える様になり、ドキッとする場面が増えた。

やっぱ整流管が弱っていたかな?

まっ、今回は最強の整流管 SYLVANIA JAN-CHS-5931に交換したので、もう完璧です!

ともかくやるべき事はやったので、当分エージングしつつ味わってみます。

それでは、また〜♡