現在私用にて、ラジオが置いてある実家を不在にしてるので、次回実家に戻った時に行うべき「ハリクラフターズ S-41G」のリストア計画を考えてみる。

殆ど病的に細かい事ですが…

カップリングコンデンサーのリキャップ

現状でのシャーシ裏はほぼオリジナル状態を保っていて、ペーパーコンデンサーもそのまま残っている。

現状で特に問題は感じないので、基本オリジナルに拘りそのまま温存する方向だが…

流石にカップリングコンデンサーだけはポリプロピレンコンデンサーにリキャップする事にする。

稼働部分へのグリス注油

前回の作業で各回転軸には「ミシン油」を注油しておいたのだが、現在バンドスプレッド側のフリクションロスが再び増加して来た気もするし、フロントパネルの4箇所のスライドスイッチには注油してなかったので、どうも動きが渋くスライドが重く感じる。

「ミシン油」って注油すれば金属の摩擦係数が下がって当分の間動作が軽くなると思っていたけど、時間が経つと CRC-556程では無いにしろある程度揮発して効果が薄れてしまうのか?

よってこの機会に、今まで愛用して来た「ミシン油」の使用を見直して、「グリス」の使用に切り替えてみようかと考えた。

ネットでいろいろ調べた結果、「グリス」には色んな種類がある事が判明。

コリンズ受信機のPTOには航空機や銃器の稼働部分に使われるという超!高級グリスが推薦されていたり、その他各種メカに応じて粘度の異なる素材別グリスが存在していたり。

結局、レトロラジオにはどれが良いのかよく判らないので、試しにラジコンカーなどに使われる TAMIYA「セラグリスHG」というグリスを使ってみる事にした。

「セラグリスHG」は比較的粘度も低く、金属と金属または金属と樹脂が擦れ合う所に適合するらしい。

まっ、どちらにしろ安物の「ミシン油」よりは耐久性があるだろうから、各回転軸の軸受け、スライドスイッチの摩擦面に対して試しに使ってみようと思う。

まとめ

70年も昔のレトロ「ハリクラフターズ S-41G」の回転軸受け程度に「セラグリスHG」なんて、猫に小判なんでしょうけど… 何事も勉強という事で。

こんなどうでも良い事を考えたりするはとっても楽しくて、仕事に集中出来ません。トホホ…

半月後位にラジオのある実家に戻るので、その時作業しようと思っています。

では、また〜♡