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21MHz付近をワッチ中。

それなりに感度良く、海外の放送を受信出来ている。

「LOEWE OPTA」で短波放送をワッチしてみた

海外のであれ国産のであれ、レトロな短波付きの2バンド真空管ラジオで実際に短波放送を聴いてみると… 大抵高い受信周波数になる程感度が低下しとても残念な気持ちになる。

所が、「LOEWE OPTA」の場合…

掲載写真の様に、21MHz付近でも多少の感度低下はあるものの確実に海外の放送を受信出来、この場合空電ノイズの中から放送が浮かび上がってくる感じで確実に了解度はある。

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これは 16MHz付近の放送を受信している場合だが、十分に感度も高く、強い送信電力の放送を受信すればノイズも無く綺麗に放送を聴く事が出来る。

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これは 15MHz付近で強力な放送局を受信している場合で、マジックアイもフルスケール状態だ。

まとめ

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実はこれ、私的には結構驚きなのである。

昔に所有していた通信型受信機、トリオの「9R-59D」やハリクラフターズの「S-38B」なんかでもハイバンドになればガックリ感度が落ちるのが当たり前だったので、この「LOEWE OPTA」の高感度が以外なのである。

これは単に「LOEWE OPTA」のトラッキング調整がたまたま上手く行っているからとか、アンテナのインピーダンスがたまたま上手くマッチングしているとかで片付けるには少し違う気もして、このラジオ特有の何かがあるのではないか?と思ってみたりなんかして。

アンテナは数メートルの室内ワイヤーで、ラジオは特にQが高そうなコイルや IFTを使っている訳でも無く、回路図を見てもアップコンバージョン中間周波方式でもない、ごく普通のダウンコンバージョン中間周波シングルスーパーなんだけど。

ただ、明らかに普通のラジオと違う所は、普通むき出しになっているバリコンがこいつの場合は鉄板で包み込まれたバリコンになっている事や、全体周波数トラッキング用の変?な手動回転式コンデンサーが付いていたり、わざわざ複雑なハードウェアを構成して同軸バンドスプレッド機構を実現している事等、かなりこだわった作りになっている事は間違いない。

まっ、うれしい事ではあるのだけど、そのおかげで BCLの真似事みたいな事をやってしまって、その結果、より高度な受信機が欲しくなって来たりして困った妄想が膨らんでいる。

う〜ん、この「LOEWE OPTA」、使い込めばこの周波数スケールパネルの見易さと、とても心強いバンドスプレッド機構と、この高感度によって、実は今私が所有しているラジオの中で最強のマシンなのでは?と改めて見直しています。

コイツだけは、手放せないかも…

じゃ、またね〜♡