今日は WE KS-15750-L1真空管試験機に GMメーター保護ダイオードを設置した。
1S2076A 小信号スイッチングダイオード
このダイオードはシリコンダイオードなので立ち上がり電圧が約 0.64Vとなる。
一方、当試験機の GMメーターは 120μA 1500Ωなのでフルスケールで約 180mVとなる。
なので立ち上がり電圧前の漏れ電流を考慮しても保護ダイオードは 1個で十分じゃないかと思う。
これにより発生するフルスケール付近での僅かな誤差よりも、私的にはメーター保護を優先する。
このメーターがやられたら、パーツとしての入手は絶望的だから…
念のために GMメーターフルスケール時に保護ダイオードを噛ませてみると…
メーターの振れが気持ち影響を受けるか受けないか程度なので、これで丁度良い感じがする。
よって、保護ダイオードは 1個で OKとし、逆ブレ保護も考慮して正逆 2個使いとする。
まとめ
当真空管試験機は GMメーターのコネクタ周りがトランスの直下にあり非常にアクセスし難い位置にあるのでそこに保護ダイオードを取り付ける事は諦め、ご覧の様にメーター直近にある「REVERSE」スライドスイッチ端子に取り付ける事とした。
保護ダイオードはいつでも取り外してオリジナルに戻せる様にハンダはチョン付けにて。
完璧な仕上がりです。
これで貴重な GMメーターの振り切れにビクビクしなくて済みそうです。
それでは、また〜♡
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この保護回路はメーター回路に並列に入っているのですか?
よくこの手の測定器はメーターが壊れています。
メーターに入る過大な信号をパスするのでしょうか?
2個を逆につないで訳もわかりません。
私は電子回路に詳しくないので教えていただければ幸いです。
WE22様
初めまして、こんにちは!
ブログのコメント機能が不調で返信が遅くなりました。
何とか復旧出来ましたので遅ればせながら返答致します。
ご指摘の通り「メーターに入る過大な信号をパスする」事が目的です。
簡単にご説明しますと… メーターの針がフルスケールを超えるまではダイオードに電流が流れずダイオードは無いも同然なのですが、フルスケールを超える電圧がメーターに掛かった時だけその超過分の電流をダイオードに流してメーターには過大な電流が流れない様にするのです。
2個逆に繋いでいるのは、メーターに逆方向の過大な電圧が掛かった時も上記と同様な処理が行われる様にしているのです。
詳しくは下記のサイトに説明があり、私はそれを参考にさせて頂きました。
https://www.ne.jp/asahi/uchio/tokyo/sokuteiki/tubetester/TV-7D.htm
以上、よろしくお願いします。