私の場合スピーカー入門時から今までドイツ系や日本系ユニットはそこそこ聴いてきたが、アメリカ系ユニットは ALTEC 403A位しか聴いた事が無かったので、今回 WE 755Aの復刻版である、この SUNVALLEY LM755Aを入手して鳴らしてみた。

思えば 403Aのフレームはドイツ系の様に薄手の鉄板で出来ていて、特に違和感無かったけど…

この 755Aのフレームは分厚い金属で出来ていて重量もガッツリと重く、違和感有りまくり。

まるで戦車みたいだし。

もう、ドイツ系と作りが根本から全然違うんだなぁ〜って。

WE 755Aはボーカルがとっても良いという噂を信じて…

しかし WEや ALTEC製オリジナル 755Aは高価で私の手が届く様な品物では無い為…

WE 755Aの復刻版である SUNVALLEYの LM755Aでその音質の雰囲気だけでも垣間見ようと。

そんな折、奇跡的にほぼ新品同様のユニットをペアで入手する事が出来たので…

早速、ミニホーン付き後面開放箱に入れて、モノラルで鳴らしてみた。

うっ!

出音の瞬間から…

身動き出来ず!

何か異常事態でも発生したのか?と、頭が混乱しつつ…

次から次へと手当たり次第にソースを変えて、聴き込んで行く。

小音量から凄まじい低音と、はち切れる高音にビビって…

トンコンの音質調整を全てリセットして、どんどん音量を上げて行く。

音量を上げれば上げる程、もっと、もっと、ハマって行く。

噂は本当だった!

はち切れる様に腰がある中高音で、ボーカルの実体感良し!

ビシッ!と締まった低音で、即 Groove!

これが、アメリカ系ユニットにある、明るく乾いたと言う音質の正体なのか?!

う〜ん、ドイツ系に慣れ浸しんだ私でも、この感覚は嫌いじゃ無いし!

確かにドイツ系の深いカーブドコーンから発せられる重厚な音質とは異なるけど…

これは、これで良いっスね〜!

WE 755Aオリジナルとこの復刻版がどのくらい音が違うのか知らないけど…

私はこの「復刻版」で全然 OKですわ。

ジャズから、クラシック、ロックや、古い映画音楽まで聴いて…

文句などあろう筈も無く、完璧に大満足なのです!

まとめ

かといって、私の環境では Rullit励磁だって 755Aに負けていません。

なので私的には…

  1. ヨーロッパ系 = Rullit励磁
  2. アメリカ系 = 755A

として、持っていようと思います。

引き続きヨダレを流しながら… 755Aの試聴は続いていて…

感情の高まりから、既にもう何回も涙を流しています。

それでは、また〜♡