1年程前の事、外観の良い「TRIO R-599S」をヤフオクで入手したのだが、動作にイマイチ問題が多かった事と結局私は BCLをやらないと感じたので自分で修理もせずヤフオクで嫁に出してしまった。
以来その事を後悔していて、BCLをやらずとも「TRIO R-599S」は持っていたかったのだ。
TRIO JR-599受信機
私はアマ無線や BCLはやらないまでも、たま〜にアマ無線の信号を受信してみたいと思う事がある。
というか、若い時に高価で買えなかった無線機を一度は弄ってみたいんだと思う。
その為今までに下記の様な通信型受信機をヤフオクで入手したりなんかするのだけど…
- TRIO R-599S
- Collins 75S-1
- JRC NRD-515
- Hallicrafters S-41G
殆ど使う事無く結局直ぐにヤフオクで嫁に出すという愚行を繰り返してばかりいる。
そして懲りもせず今回もまた。
ヤフオクで TRIO R-599Sは Collins、Drake、JRC等に比べて約 1/5位の金額で落札出来ちゃったりするとてもコスパの高いマシンなので、本当は TRIO R-599Sが欲しかったけど残念ながらヤフオクには出品されてなく、今回は TRIO JR-599 Custom Specialを入手する事となった。
今回落札した TRIO JR-599がコレで、外観的にかなり綺麗な上物だ。
経年の割にケースもかなり綺麗。
こっち側も。
ご覧の通り背面のネジ類もさほどサビていない。
底板を外すと…
全く弄った形跡の無い、完全オリジナル状態である事が確認出来た。
コイツは「599 Custom Spetial」なので 50MHzと 144MHzのクリコンは標準装備。
シャーシ上面も完全オリジナルをキープ。
経年のホコリが基板やシャーシ上面に積もっていたが、掃除機でチリ一つ無い位綺麗にお掃除。
シャーシ上面には多少サビが浮いて来てる所もあるが、しっかりワックスを掛けたのでこれ以上サビが進行する事は無い筈だ。
私は紙ヤスリ等でサビを完全に取ってしまう事はせず、ワックス掛けで残ったサビは経年の証として敢えてそのまま残す様にしている。
TRIO SP-55外付けスピーカー
今回の落札で本体におまけで付いて来たのがこの「SP-55」という外付けスピーカーだ。
前面サランネット破れを修理してあり程度が悪いモノとの事だったので実物を見るまでは要らないと思っていたのだが、届いたモノを見ると何とも可愛らしいレトロっぽい雰囲気満点のスピーカーだった。
スピーカーのコーン紙は虫食いも無く綺麗な状態を維持している。
確かに程度が良いとは言えないが、私の様なレトロ好きには全然美品の部類に入る素晴らしい後面開放スピーカーで、無線機とセットになったお揃いのスピーカーが好きになれない私でもコイツだけはマジで気に入ってしまって各所補修跡など全然気にならない程だ。
動作確認
動作としては…
- 全HF帯、50MHz、144MHzの全バンド感度上々で問題なく動作する
- 100KHz、25KHzマーカー発振OK
- CW、SSB、AM、FMフィルターOK
- スイッチ類の接触不良は全く無し
- ボリュームのガリも全く無し
- ハム音も全く無し
- メインダイヤルもスムースに回転する
等々基本動作に全く問題が無い事を確認。
まとめ
全体的に何の問題も無く、私的にとっても気に入った JR-599となりました。
さて、此処からが問題です。
室内に張った数メートルのビニール線をアンテナとしてるので、私のロケーションではアマ無線がどのバンドも殆ど聞こえて来ないし、自宅の至近距離に高圧線タワーと変電所があり空電ノイズ?がバリバリで完全に微弱信号が埋もれてしまいます。
こんな状況で JR-599のダイヤルを虚しくクルクル回しているだけなので、やっぱこういうアマ受信機は数日経つと要らなくなってしまうんです。
かといって、DRAKE SPR-4の様なゼネラルカバレッジ受信機で中国放送聴いても仕方ないし。
私の場合、マジで受信機本体に興味があるだけなんですね、きっと。
さて、今回はこの JR-599をいつまで持っていられるか?
神のみぞ知る…
では、また〜♡
追伸:
結局、ヤフオクで嫁に出してしまいました。
ふぅ〜、相変わらずです。
いいかげん、こういう癖は直さないとイケマセン。
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