eBayでめっけた「菊水 PAB-160」直流安定化電源だが、ここまで綺麗にするには幾多の困難が…
菊水 PAB-160 直流安定化電源
届いて早速箱を開けたら、これだっ!
あう〜、やられた〜!!
電源ケーブルが根本付近でブチ切れているではないか。
それでもって、底面のゴム足は2箇所しか付いてなくてグラグラの状態で届いた。
う〜ん、先が思いやられる〜!
だがしかし、まてよ… この底板の金属全然錆びてないし結構綺麗じゃん。
取り敢えず電源コードを仮接続してダメ元で電源を入れてみると…
おっ、悪い予感に反して電圧はちゃんと出るので、動作している様ではある。
あら、ちゃんと MAXの 150Vまで出るみたい。
これは、行けるか…
コイツは行ける!と確信したので、スッゴ苦労して新しい電源コードに取り替えた。
途中で切断された電源コードを半田付けして延長するのはイヤだったので、面倒でも一旦本体を全部バラして電源コードの根元から交換する事にした。
結局殆どのパーツを分解しないと電源コードの交換が出来なかったけど、何とかやり切った。
シャーシ内部の部品とかは超綺麗な状態だ。
思うに、この個体は比較的新らしい状態の時に、何らかの事情で電源コードを根元から切断して使えない状態にして、それからずっと保管されていたものではないだろうか?
だとしたら、逆にコイツはめっけもんだったのかも知れない。
慎重に修復作業を行い、ご覧の様に電源コードは完璧な状態に。
底面のゴム足は適当なモノを取り付け、ご覧の様に完成ですっ!
外観も全体的にキズや汚れも殆ど無く、まるで新品の様なツヤを放っている。
念の為、ダミーの負荷抵抗を接続してちゃんと電流も流れているか確かめて、これも問題無し。
そしていよいよ Telefunken 25cm 励磁に接続して鳴らしてみた。
全く問題無し!
このユニットの推薦値である 150Vまで今回初めて上げてみたが、流石に締まった良い音がする。
んっ?
なんか、今まで無かったブ〜ンという音が…
き・こ・え・る…
菊水の電源を切ってみると、このノイズが消える…
やばっ!この電源、トランスが鳴りやがるのかっ!
祈る様な気持ちでケースを外してみると、あれっ?ノイズが止んだ。
トランスに耳を近づけてみても、トランスは殆ど鳴っていない。
再度ケースを取り付けると、またブ〜ン。
トランスが直接鳴っている訳ではなく、トランスの唸りでケースが間接的に鳴っていたのだ。
トランスの唸り対策
それではと、トランスの唸りがどの様にシャーシに伝わっているのか検証してみる事にした。
まずは、トランスをシャーシに固定している 4本のネジを撤去し代わりに布切れを挟んでシャーシからトランスを浮かせてみると… ケースを被せてみてもケースが鳴く事は無い事を確認。
次に、布切れでは不安なのでご覧の様にトランスのネジ穴を利用して、そこにゴム足を設置してみた。
この状態ではトランスは固定されていないので、写真手前側に動いて来てシャーシに接触するかも。
よって手前側にもゴム足を挟んでシャーシに接触しない様にした。
相変わらずトランスは不安定な状態だが、取り敢えずこれでケースを被せても鳴かなくなったので当面これで行ってみようと思う。
まとめ
さぁ、これで、私の Telefunken 25cm 励磁用 励磁電源はこの菊水 PAB-160で決定です。
前に使っていたスイッチング電源に比べ、これはトランス使用のシリーズレギュレーション電源なので、励磁用電源としてはこっちの方が一枚上手です。
それでは、また〜♡
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