今日はど素人の私が LOEWE OPTA ボイスコイルタッチ救出作戦を行なった。
LOEWE OPTAはご覧の様に内側にもコイルが巻いてあるタイプだ。
LOEWE OPTAの音がなんか変
LOEWE OPTAのミニホーン付き後面解放箱が届いてから1ヶ月が経過したので、そろそろ箱外側の塗装も乾いたと判断し Warwick蜜蝋ワックスを掛け、久しぶりにジャズやクラシックなど聴いてみた。
ん…
なんか、音楽を聴いていて落ち着かない。
強い低音が鳴るたびに中高音が引っ張られる感じで音圧バランスが崩れる。
というか、低音が微妙に歪んでいる様にも聴こえるのだ。
他のスピーカーと繋ぎ変えて比較してみても、やはり LOEWE OPTAだけ低音が微妙におかしい。
色々検討してみたが、どうもボイスコイルタッチではないかと思えて来た。
それも完全なボイルコイルタッチではなく、低域が強い時だけ微妙に擦れるのではないかと。
ボイスコイルタッチか?
ボイスコイルタッチは私にとって初めての経験なので、本当にそうなのか?確信が持てない。
が… しかし、その位しか考えられないのだ。
もし、そうであるならば素人の私などに到底直す事など出来ない。
「ボイスコイルタッチ」でない事を祈る様な思いで繰り返し何度も聴き直した。
が…
一度この音を判ってしまうと、もう聴くに耐えられない。
マグネットとボイスコイルの隙間を掃除してみた
LOEWE OPTAを諦めるか、一晩悩んだが…
どうせ諦めるならやるだけやってみようと思い、原因をよ〜く考えてみる事にした。
- 大きな音量では現象は現れず、小音量でのみ現れる
- 純粋なボイスコイルタッチでは無さそうだ
- コーン紙を押してみると確かにガサガサと引っかかる感じはある
- 目視ではマグネットヨークはコイルの中心に位置している
- マグネットとコイルの間に埃が詰まっているとかも無さそうに見える
そこで仮定として、マグネットの表面に経年によるサビというか汚れが付着してるか、または隙間にゴミが混入してるか、それとコイルが微妙にタッチしているのではないか?という事を考えてみた。
ならばと、写真の様に薄い紙片をマグネットとコイルの隙間に挿入してみた。
やはり、一部紙片が引っかかる所があり、そこが怪しいと感じる。
紙片はキシリトールガムに同封されているガム捨て用の紙が厚さといい強度といい丁度よかった。
最初は恐る恐る慎重に紙片を少し差し込んでマグネットを擦っていたが、最後には大胆に紙片も幅広にして結構奥まで突っ込んでマグネットを磨き込んだ。
そしてついには、紙片に私が何時も愛用しているワックスを染み込ませ、それでマグネットを360度一周磨いたりなんかする荒療治までやったりなんかして。
そして、結果は…
上手くいった様です!!
先程までの曇った音質から、一気に快晴になった様な気持ちの良い音が聴こえます。
そう、これですよ、コレ。
LOEWE OPTAは TELEFUNKEN同様、深くどこまでも安心して聴ける音質なんです。
まとめ
ふぅ〜、つかれたぁ!
今回の症状発生中も、私は極小音量派なのでボイスコイルは殆ど動いておらず、よってマグネットと擦れたコイルへのダメージも最小限だったと思うので、手遅れになる前に早く気づいて対処が出来て良かったし、とにかく症状が治ってホッとしています。
やったね!!
では、また〜♡
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