ヤフオクで程度の良さそうな HICKOK 6000 真空管試験機を落札した。

HICKOK 6000 真空管試験機

いつの間にか手持ちの真空管も増えて来たので、何気にそれらの GM値を調べておきたい気持ちになり、手持ちのエミッション式試験機を嫁に出して、GM式試験機の HICKOK 6000を入手する事に。

なんだかんだで今まで 6台の真空管試験機を手にして来たが、既にそれらは全て売却済みで、7台目として新たに入手したのがこの HICKOK 6000という事になる。

真空管試験機はそれぞれ長所短所があるが… 私レベルの人間には総合的に見てこの HICKOK 6000あたりが使い易さの面で一番適しているのではないかと思われる。

2.5Vフィラメント電圧を無負荷状態で測ってみると…

2.9VACとなり…

負荷ありの状態では…

ご覧の様に 2.39VAC位まで電圧降下している。

が… まぁこの程度なら範囲内なのだろうと思われるし、その他プレート電圧、スクリーン電圧等も正常な範囲内である事を確認した。

田舎の実家では 100V電源電圧が時々低い時もあり、LINE TESTに針を合わせるのに…

LINE ADJUSTを目一杯回してやっとか、それでも届かない時もある。

この状態でも GM測定には然程問題は無いのだが、やっぱ気持ち悪いので…

ご覧の様な 115V昇圧トランスを購入して少し電源電圧を上げてやる事に。

そうすると、LINE ADJUSTはこの位置で LINE TESTに針が合い、十分に余裕が生まれる。

まとめ

6L6キャリブレ管の GM値を測定し、無調整のままでかなりの精度を得る事が出来たので…

その後、手持ちの真空管の幾つかを測定して、それなりの GM値を得る事も出来た。

SHUNTダイヤルで メーターのGMレンジを切り替えるタイプの HICKOK 6000等は測定値が甘くなってしまう欠点もあるが、ちゃんとしたキャリブレ管があればそれを基準にしてその他の真空管もかなり正確に GM値を測定出来る。

私的には今まで入手した試験機の中でコイツが一番気に入っています。

それでは、また〜♡

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