昨日の下調べでこの 101Dシングルアンプが「固定バイアス」式だと判ったので…

今日は早速その固定バイアス設定用半固定 VRをいじってみる事にした。

真空管アンプ素人の私が今回初めてその辺をいじる事になるので、流石に緊張する。

まずは、貴重なビンテージスピーカーを壊してはならないので…

スピーカーの代わりに 8Ω程度の適当なダミー抵抗を接続する。

まず基本的な各部電圧をチェック。

  1. フィラメント電圧 = 4.05V
  2. グリッド電圧 = -14.2V
  3. プレート電圧 = 231V
  4. プレート電流 = 28mA

まず、初期の固定バイアス用半固定 VRの回転位置はこれ。

万一訳わからなくなった時に元に戻せる様に写真に撮っておく。

そしていよいよ、半固定 VRを回してみると…

確かにプレート電流値が変化する事を確認。

ならば…

どうせ私は小音量派で 101Dから無理にパワーを絞り出す必要もないので…

この回路設計者による 101Dの動作点が変わってしまう事を覚悟の上で…

半固定 VRをいじって、プレート電流を 24mAに下げてみた。

てか、半固定 VRを目一杯回した時の最低値がこれなので…

他の部品定数を変えるなり改造しない限り、これが限界点となり…

今回はなんちゃって調整なので、改造まで行う気はない。

やはりこの半固定 VRは左右の 101Dの特性差を埋めるための微調整用であり…

当然と言えば当然。

まとめ

そしてその調整結果の半固定 VRの回転位置が、これだ!

左右 101D用の回転角度が違うが、これは 101D固有の特性差によるものだと思われる。

この時点でのバイアス電圧を整理すると…

  1. 元々 = -14.17V
  2. 今回(左)= -19.32V
  3. 今回(右)= -19.71V

と言う具合にバイアスを少し深くした。

ちょっと聴きでは、音質に変化は見られないので、特に問題無さげ。

素人判断の間違った対処なのかも知れないけど…

それでは、また〜♡