山水同等品のドライバートランス「SD-75」を使ってインピーダンスマッチングを行ってみた。
事の始まりは…
今まで、「MacBook-Pro」のヘッドフォン出力を直接「VP-8191A」外部変調入力端子に接続して使っていたのだが、「MacBook-Pro」の出力音量を最大に上げても上記写真の様に常時「UNDER」ランプが点きっぱなしで、見るからにドライブ不足という事が判る。
今までの経験により「MacBook-Pro」のヘッドフォン出力は直接スピーカーも駆動出来る程の高出力なのに変だなぁ〜と思っていたのだが、良く考えてみれば「MacBook-Pro」の出力端子インピーダンスは高々「数十Ω」で、「VP-8191A」の入力端子インピーダンスは「10kΩ」なので当然インピーダンスアンマッチ状態になっている事は明らかだ。
つまり、インピーダンスアンマッチにより、「MacBook-Pro」の出力が十分に「VP-8191A」に伝達されていない事になる。
ドライバートランス「SD-75」
そこで「SD-75」というドライバートランスを用いてインピーダンス変換を行って見る事にした。
「SD-75」は、600Ω:10kΩインピーダンスのトランスだが、600Ω側にはセンタータップが有るのでそれを利用すると約300Ωとして使えるのでギリギリ「MacBook-Pro」の出力端子に接続可能で、10kΩの方は「VP-8191A」の入力インピーダンス仕様と合致する。
接続してみた結果は…
上記の写真の様に今まで絶対に点灯しなかった「OVER」ランプが点灯した。
つまり「SD-75」によるインピーダンスマッチング作業が正解だった事を意味し、ラジオから聞こえる音量もグッと大きくなった。
そして、外部変調入力に音声や音楽を使った場合、この「OVER」ランプと「UNDER」ランプが相反的にチカチカ点灯する事になるのだが、「MacBook-Pro」側で音量を調整し「OVER」ランプがギリギリ点かない位置を保持する事が最適なドライブレベルかと思う。
当たり前だけど「OVER」ランプが点灯する程の信号を入力する事はオーバードライブとなり音声が歪む事になるし、かと言って弱すぎる信号ではアンダードライブとなり音声の押し出しが効かない状態となってしまうので、適正なドライブ強度が必要となる訳だ。
まとめ
(取り敢えず仮組みで…)
万一、外部変調入力回路が壊れていて「UNDER」ランプしか点灯しないのでは?とも心配したが、今回の実験でランプは正常に動作している事も確認出来た。
今回のインピーダンスマッチングで、現状「MacBook-Pro」側の音量ボリュームは丁度「真ん中」位になっているので、十分にドライブ量を制御出来る様になりました。
(子供工作実験室って感じですね…トホホ)
現在、押し出しのある音声と音楽で、レトロ真空管ラジオが鳴っております。
では、また〜♡
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お世話になります。
「MacBook-Pro」から電圧でてませんか?
自分は所有していないので支障なかったら、テスター等で計測してみてください。
こんばんはです!
「MacBook-Pro」のヘッドフォン出力は、
テスターで測った所、無負荷状態で最大音量にして約 300mv位でした。
テスター計測なので P-Pではもっとあると思います。
「最大で300mV電圧が出ている」ということはDCがおそらく次段に流れでてますね。
VRを絞ってもテスターで電圧読めますか?
真空管ラジオのSP端子にテスター(電圧)あてて数値読めますか?
自分のラジオは半導体ラジオもテスターで電圧読めるほどには針が動きません。
「MacBook-Pro」のVRを絞るとテスターでは電圧読めない位小さくなります。
VR最大するとテスターのACレンジで300mV位が確認出来ます。
真空管ラジオのSP端子にテスターを当てても電圧の数値は読めない程小さいです。