でたっ!
私の秘密兵器の TECSUN の外部ループアンテナだっ!
せっかくだから地元ラジオ局を受信してみる
前回の記事で書きました様に私は AMトランスミッターで送出したネットラジオしか聴かないんですが、せっかくのゲルマラジオを入手したのだからマジでラジオ局が受信出来るのか?試してみようと思う。
という事で写真の通り、TECSUN の AN-200 という外部ループアンテナを接続してみた。
これがあれば感度を稼ぐ為に選択度を犠牲にしたゲルマラジオに外部から再び選択度を与える事が出来る秘密兵器なのだっ!
アンテナを1段目並四コイルの「P」端子に接続
まずは、ゲルマラジオのロータリースイッチをここに接続してみるが、全く何も聴こえない。
やっぱりここは選択度が高い代りに感度が低いので比較的強い地元ラジオ局でも受信不可能みたいだ。及び外部ループアンテナとのマッチング不整合による事も原因なのかも知れない。
アンテナを1段目並四コイルの「G」端子に接続
次にロータリースイッチをここに接続してみると、聴こえましたっ!地元ラジオ局が。
ここは選択度が低下してるけど感度が高いので受信出来た様です。
ゲルマラジオ本体では分離が悪いけどループアンテナの同調ダイヤルを回す事で選択度を高め、同時に感度も上げる事が出来て、きちんと調整が整うと結構感度良くラジオ局が聞こえます。
アンテナを2段目並四コイルの「G」端子に接続
次にロータリースイッチをここに接続してみると、もっと良く聴こる様になりました。
ここは選択度がゼロですが、より感度が高いので良く聞こえる様です。
つまり感度が良く選択度がゼロなゲルマラジオでも、この外部ループアンテナがあればちゃんと選択度が増し放送をキチンと分離する事が出来るのです。
結局の所、増幅能力を持たないパッシブなゲルマラジオでは、選択度が低くとも感度が高い、つまりアンテナから入ってきた電力を出来るだけ減衰させないシンプルで単純な回路の方が感度や音質の面で能力を発揮し易いという事が判る。
まとめ
ふぅ〜、一通りの実験が終わりました。
いや〜、ゲルマラジオって、実はとっても素晴らしいモノだったんですね〜!
今、実験の為のループアンテナを外し、ゲルマラジオのアンテナ線を AMトランスミッターのアンテナ線と疎結合させ強電界とし、クラシックFMの音楽を AMトランスミッターで飛ばし、このゲルマラジオでギターアンプのピグノーズをドライブし、透明感ある美しい音質でクラシックを聴いています。
ノイズはありません。
では、また♡
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