うぅ〜!
オリジナルに拘り過ぎて飾り物にしておいても仕方なく、古いラジオでも実用的にガンガン使ってナンボ!という思いから、我慢出来ずに、とうとう、オリジナルの回路に手をつけてしまいました。
音量ボリュームが無いのが使いづらい
昨日の記事でも書いた様に、とにかく私の「コンサートン RM-5」は大音量で鳴るので音量を小さく保つのに苦労します。今日1日なんとか我慢して聞いていたのですが… ついに我慢できなくなって「感度調整用ボリューム」を「音量調節ボリューム」にする改造を行ってしまいました。
感度調整ボリュームは不要
これって色々やってみたんですが良く使い方が解んないです。多分外部アンテナ端子からの信号をアッテネートするんだと思うのですが、ボリュームを回すと確かに感度か何か?変化する様でもあるんですが、結局思う様にコントロール出来なくてとても使いづらいです。
このボリュームを音量調節ボリュームとして使う
結局私的にはこの「感度調整ボリューム」らしきモノは要らないので、このボリュームを「音量調節ボリューム」に改造してしまおう!と悪魔が囁いたのです。つまり完全オリジナルの崩壊です。
「感度調整」用の回路をボリュームから外して直結で感度は最高にして、代わりに段間トランス出力から電力増幅管「UX-12A」のグリッドに行く回路の間にこのボリュームを挿入しました。低周波増幅管「UX-26B」のグリッド入力に入れるのではなく電力増幅管「UX-12A」の手前に入れるのがミソです。
低周波増幅管「UX-26B」のグリッド入力にボリュームを入れると、「UX-26B」で重畳されたヒータハムも一緒にフルパワーで電力増幅管「UX-12A」で増幅されるのでハム音を抑えづらくなりますが、電力増幅管「UX-12A」のグリッド入力にボリュームを入れれば「UX-26B」から来た音声信号とヒーターハム音を同時に抑える事になって、残るは電力増幅管「UX-12A」のヒーターハムのみとなりますので、かなりハム音を抑える事が出来る様になります。
果たしてこのボリュームが A型なのか、B型なのか、C型なのか、抵抗値は?なんてもう如何でもよくて… 最低限のオリジナル維持の為にこのボリューム自体は交換せずに使いたかったのでそのまま使いました。とにかく多少でも音量の調節が出来れば良いと思ったのです。
結果は想像以上に大成功です
思ったよりバッチリ適度な感じで音量調節が出来る様になりました。また、音量調節が出来る様になったおかげで、私が通常聞く様な小音量ではハム音が殆ど聞こえなくなりました。「殆ど」というのはラジオから 1m位離れた位置で音楽が小音量でも鳴っていれば全くハム音は聞こえず、音楽が完全に無音になった時少し「ぶ〜」と聞こえるというレベルです。
ここまで良くなるとは想定してなかったので、一石二鳥の出来具合いで最高に満足しています。
改造と言っても、一切の追加部品を投入せず単に数本の配線を入れ替えただけの範疇だし、必要なら何時でも元に戻せるので… これはまだ十分にオリジナル状態を維持していると私的には勝手に思っているし、それよりも音量調節が出来る様になった事、大音量によるハウリングを抑え込む事も出来た事、全体の動作を安定させる事が出来た事等々、そっちの良い効果の方が絶大だったと思っています。
まとめ
次回は最後の仕上げとして、経年による抵抗の大幅な高抵抗値化が気になるので一気に全ての抵抗を元の値のモノにリキャップしたいと考えています。
では、また〜♡
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- コンサートン RM-5
アンテナ回路のVRはATTですね。
音量調整VRはどこに入れてもOKですが、今回のような位置に入れたら
検波段の出力で1st AF段が歪まないことだけは確認しておいたほうが良いですよ。
ご指導ありがとうございます。
ご指摘の「検波段出力の 1st AF段が歪まない事」に関しては、
超強力なローカル局受信、AMトランスミッター出力等の色んな音源を聴きながら、
私の厳密な?耳チェックで歪んでいない事を確認しました。