私に 100MHz以上のオシロは不要な為、先日落札したばかりの 200MHz「テクトロニクス 2445B」をヤフオクで嫁に出し、今回新たに 50MHz「テクトロニクス 2225」を落札しちゃいました。

2445Bより昔の 2225

何でまた、先日入手した 200MHzの 2445Bよりも昔の、帯域も 50Mhz程度でリードアウト機能も無い入門機を落札したのか?

1)まず、ファンレスであった事。

2)4級塩電解コンデンサやハイブリッドIC等を使っていない事。

3)100MHzの 2235よりも、この 50MHz 2225の方が構造的に好みであった事。

4)次に、ヤフオクで下記の説明があった事。

  1. 昔に購入後、使用頻度は多く無い
  2. プローブや取説も残っている
  3. 丁寧に使っていたので主観で美品と思われる

現在所有している 2台のオシロは帯域が 100MHzと 200MHzと高性能な代わりにどちらにもファンが付いていて夜中の測定時にファン音が少し気になる(時もある)

なので、帯域やリードアウト機能よりも日常的に使えるファンレスのオシロもあったらいいなぁ〜♡なんて思っている時、ヤフオクで偶々上記の説明を見つけ…

「これはもしや掘り出し物かも?」と思ってしまったのだ。

ただ、説明に「動作未確認」とも書いてあったので、最悪の場合も覚悟して落札した。

かなりホコリまみれ

(綺麗に掃除後の写真)

到着して梱包から出して見ると、フロントカバーが付いていたり、全体的に埃まみれになっていたりして、コイツはヤフオクでの説明通りの出処進退が見て取れた。

ホコリの堆積具合からコイツは転売され流れ流れて私の手元に来たモノではなく、前オーナーが昔にコイツを新品で購入し少し使って、その後放置、後にヤフオクに出品し、私がセカンドオーナーになったっぽい雰囲気を感じたのだ。

電源を入れて見る前に何時もの儀式でワックスで綺麗にお掃除。

驚くなかれ微塵のキズもプラスチックのワレも無く、完璧に新品状態になった。

電源 ON!

これだ、正に新品状態っ!

掃除が終わったので、いよいよ電源 ON!

んっ!?

電源ボタンを押しても、電源ランプが点かず、通電しない!

ヤフオク説明の「動作未確認」の言葉が思い出された。

やっぱり、ダメだったかぁ〜

と思いつつ、何度か電源スイッチを入れ直していると…

おっ! 電源ランプが点灯!

少し待つと 輝線が見え始め、スイッチ類を弄って何とか波形が見え出した。

全くの正常動作を確認

SSGから 10MHzの信号を入れ、明るさとフォーカスを調整し、2CHとも綺麗に波形が表示される事を確認した。

電圧レンジ、周波数レンジ、トリガー、全てちゃんと動作している様で、ホッとした。

ケースを外して見た

テクトロのケースを止めているネジはコリンズ受信機などにも使われている「ブリストルネジ」だ。

偶々私はそれ用の「Xcelite」のドライバーを持っていたので簡単に外す事が出来た。

中身は想像通りメチャメチャ綺麗で、ホコリなんか無い。

CRTの高圧配線部分も高圧の集塵効果による黒いススの様なモノが全く付いていない。

やはり、このオシロはあまり使われていなかったという事の証明だ。

反対側も綺麗だ。

裏側も綺麗で、どうやらこのオシロは一度もケースを外した事が無い様に思える。

掃除する所が全く無いじゃん。

この FAN無し状態が嬉しい。

へぇ〜!

2225は完全に一枚基盤だったりなんかして。

流石テクトロ、ガラエポ基盤も綺麗です。

う〜ん、ファンレスで、トロイダルトランスといい、特殊なハイブリッドICを使わない回路構成といい、こいつは大事にすべき私のお気に入りのオシロになる事間違い無しですね。

まとめ

かなり久しぶりに通電された様で、各種スイッチには未だ若干接触不良を感じる時もあるが、これは使い込みによる接触不良ではなく、未使用期間が長かった為の接点接触不良と思われる。

少し使い込んでみたら接触不良は感じなくなった。

コイツはやっぱりアタリだったかも…

ちなみに「2225」の回路図付きサービスマニュアルはネットで無料ダウンロード出来ました。

それでは、また〜♡