これだっ!
桐箱のなんという上品なお姿…
ヤフオクに z785jpさん作の「ドイツ Grundig楕円フェノール樹脂フレーム」A.R.Uシステムスピーカーが出品されていたので、気合入れて入札してたら結局私が落札してしまった。
z785jpさん昔の作品
私は現在 z785jpさんに制作を依頼している「Telefunken 8インチ 後面開放ミニホーン」の出来上がりを待っている所だ。
そんな折、偶々ヤフオクでコイツを見つけてしまった。
昔 z785jpさんから落札した方がヤフオクに出品したというモノで、z785jpさん作のスピーカーとしては私の知らないバージョンだ。
主な仕様は下記の様な内容で…
- 1952年製 Grundigフェノール樹脂 25x18cm 楕円フルレンジ
- A.R.Uシステム搭載 618Cタイプ桐集成材エンクロージャー
- 幅38cm、高45cm、奥下25cm、奥上20cm、重量2.5kg(1本)
コイツは何が何でも手に入れたいと思わせる内容だったのだ。
Grundig楕円フェノール樹脂フレーム
(z785jpさん撮影の現物画像)
ご覧の様に非常にレアなフェノール樹脂フレームのユニットだ。
フェノール樹脂フレームは SABAのツイーターで知ってはいたのだが、Grundigでは初めて見る。
1952年製の古いユニットとしてはコーン紙も綺麗でフレームに割れ等も無いとの事。
(ネット上の参考画像)
ネット記事によると…
- 深絞りされた薄くて軽いコーン紙
- 狭いギャップのボイスコイル
- 強力なアルニコマグネット
- 非常にバランスの良い音質
- 音の一つ一つが琥珀色の深々とした響き
なんて書いている人もいたりして、とっても良さげ。
(ネット上の参考画像)
サイズも楕円フルレンジで 25 x 18cmと申し分ない。
桐集成材エンクロージャー
フロントが斜めに傾斜した形状の 618Cタイプでカッチョええ。
WEランドセルより横幅が一回り大きい。
比較的大型のエンクロージャーだが、桐集成材使用により重量はユニット込みでたったの 2.5kg(1本)しかなく、この軽さが軽快感を支えるとの事。
流石 z785jpさん、桐集成材エンクロージャーの作りは完璧です。
A.R.Uシステム
これだっ!
現在私が所有しているスピーカーのタイプは「後面開放」と「A.R.Uシステム」に限定していて、そして私はこれらの音質をマジで気に入っている。
私は、密閉型、バスレフ型、バックロードホーン型はどうも苦手。
よってコイツも「A.R.Uシステム」という訳だ。
このエンクロージャーの比較的大型な体積とこの「A.R.Uシステム」により、コイツは密閉型の様な抑圧感の無い軽快な音を出してくれるはずだ。
z785jpさん曰く:ブラインドテストをすると後面開放箱と勘違いするかも?
との事なので、その軽快感に期待しちゃいます♡
まとめ
しかし「Grundig 楕円 25x18cm A.R.U」はデカい!!
机上の右前に設置して、耳とスピーカーの距離は 50cm位となりニアフィールド環境となる。
実際に鳴らしてみると…
流石にスケール感が凄く、サイズに見合った豊かな音を出してくれる。
期待通り正に後面開放の様な透明感があり、ニュースの人声もイコライジング無しで自然に聴こえる。
本体のみで十分な高域まで鳴るので基本的にツイーターは不要と思うけど、外付けツイーターを付ければより透明な空気感が広がり気持ちいい〜!至福の世界が…
しかし、あえてツイーターを付けずにコイツ単体のビンテージな琥珀色に染まるのも渋い。
追伸:後日判明した情報で、コイツは z785jpさん 2016年末の作品との事でした。
それでは、また〜♡
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