実は偶々なのかも知れないけど、昨日は1日中固定バイアスが変化しなかった。

今朝一番で電源を入れた時も、現時点では問題無し!

今までなら、もうとっくに状況が発生していてもおかしく無いんだけど。

もしかしたら、いつのまにか既に治っている!?

試しにそう仮定して、いろいろと考察してみよう…

私が最後にとった行動は…

  1. C電源整流用ダイオードのすぐ後にある平滑用電解コンデンサーを外してみた

しかしその後の電源投入で問題は解決されておらず、C電圧は -206Vのままだった。

C電源平滑用電解コンデンサーの接続を疑う

もしかしたら、この判断も真逆に間違っていたとして…

そもそも当該平滑用電解コンデンサーのハンダ付けが「天ぷら」で…

不定期に接触したり、非接触になったりしていたならば…

C電源整流用ダイオードの後ろの電圧は…

  1. 接触時 = -266V(平滑後)
  2. 非接触時 = -206V(そもそも平滑されていない)

となる事もうなずける。

結局私が一旦配線を外して、その後付け直すために再ハンダした事で…

天ぷらが修正されてしまった!?

だとすると、今までの現象は全て辻褄が合う

  1. B電源も C電源も、電源トランスから取り出す端子は同一なのに…
  2. B電圧は変化しないのに、C電圧だけが時折 206Vに低下する
  3. C電源以降の回路に不具合は無く、過大電流による電圧降下は起こしていない
  4. 全ての真空管を抜いて電源を投入しても、現象は発生する
  5. その他もろもろ

C電源平滑用電解コンデンサーのハンダ付けが「天ぷら」!?

手書き部分回路図の「天ぷら」と記入してある所がそれで…

この平滑用電解コンデンサーのハンダ付けが「天ぷら」だったなら、確かにそうなる。

当該コンデンサーを外す時に目視した限りでは、綺麗にハンダ付けされていたので…

まさか「天ぷら」などとは夢にも思わなかったけど、正に灯台下暗し!

まとめ

このアンプのビルダーの方はプロだと聞いているので…

確かに全ての配線やハンダ付けはプロの仕事で、綺麗で完璧です。

ビルダーの方もまさかこの部分に「天ぷら」があったとは夢にも思わなかったでしょう。

そして今回の事は、アンプにこのプレート電流メーターが付いていたからこそ発見出来た訳で…

このメーターが無かったら、内部でこんな事が発生しているとは気づかずに居た事でしょう。

お〜怖!

現時点で未だ C電圧の低下は発生していません。

今日1日この状態を維持できれば…

この問題は解決出来た事になります。

はたして、どうなりますか…

それでは、また〜♡