今日は Philips 30cmと 20cmを色々組み合わせて鳴らしてみた。
接続方法
スピーカーのインピーダンスは 30cmの方が 13.5Ω、20cmの方は 4Ωとだいぶ違うので、モノラルでの並列接続や直列接続、またはステレオ接続において各々のスピーカーの音圧は等しくならない。
そこでご覧の通りアンプを 2台使って左チャンネルと右チャンネルで各々音量調整出来る様にした。
スピーカーの左右配置
ご覧の通り単純にスピーカーを左右に配置して、まずはモノラルで鳴らしてみた。
当然 30cmと 20cmのユニットの音色の違いがあるので、結構気持ち悪い鳴り方がする。
次にこの状態のままステレオで鳴らしてみる。
ステレオの左右に分離された音が音色違いのユニットで鳴るので、一応聴けるけど無理過ぎる。
当然だがステレオの場合、左右に配置するユニットは同一のモノを使用するのがベスト。
スピーカーのモノラル配置
2つのユニットをいつものモノラルポジションに設置して、位相も合わせる。
まずはモノラル再生にて、左右の音圧が等しくなる様に、各々アンプのボリュームで調節する。
この状態にて、PCのサウンドパネルのバランス調整を左右にパンしてみて、個別にユニットを鳴らす。
それを交互に高速に切り替えながら、30cmと 20cmユニットの音質を見極める。
その結果 30cmユニットの方は…
- 中高音の質が 20cmと違う
- 比較的硬質で筋肉質な乾いた音がする
- ボーカルの押し出しも良い
- 少し古めかしい音とも言える
- ジャズ向きかも
そして 20cmユニットの方は…
- 中高音の質が 30cmと違う
- 20cmらしいバランスの取れた音質
- ボーカルの押し出しも良い
- 小音量再生では此方に分がある
- クラシック向きかも
な〜んて感じがした。
30cmと 20cmの比較
どちらも Philipsらしい共通した音質がベースにあり、あくまで個性の違いなのだが、でもやっぱ 30cmはある程度音量を大きくしないと本領を発揮出来ない感があり、低音すらマトモに鳴らない。
よって、小音量且つ近距離で単純に聴き比べると 20cmの方がいい。
この 30cmユニットは正にシアター向けと言う訳だ。
モノラル位置でのステレオ再生
う〜ん、音場空間が広くなって、迫力もあり、良い感じだ。
でも左右に隣接してユニットを並べた位置からステレオが聴こえてくるのは、ちょっと変かな〜。
でも、気分によってはこれもアリだな。
モノラル位置でのモノラル再生
とたんに音場空間は狭くなり、まるでラジオが鳴っている様な感覚になるが…
やっぱ私はこの音が落ち着く。
2つのユニットとも同じ音源を同じ音圧で再生しているので、ユニット各々の個性が混ざり合いながら鳴っている事になり、今回の組み合わせの場合はそれが良い方向に働き、なんかスゲー高級なスピーカーシステムが鳴っている様な感じになる。
まとめ
やっぱ、これらの Philipsユニット、将来的には後面解放箱に入れようかな〜
そうすれば、いつでも簡単に縦横自由に配置出来るし。
裸と箱入りの比較なんて… 異次元の音を比べる必要も無くなるし。
ユニット移動時に手が滑ってコーン紙を指で突き破る心配も無くなるし。
なんて…
また、とりとめのない妄想が…
それでは、また〜♡
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