これだぁ〜!!

ESI社からの直接落札なので… 私がファーストオーナーである、エヘンっ!

展示品との事なのでほぼ新品状態。

ESI エレシステム製 トーンコントロールプリアンプ CP-202S

まず、サクっと接続して電源を入れてみると…

「ブ〜!」というノイズが聴こえる。

えっ!コイツってこの程度?

って一瞬思ったが…

私の 45シングルアンプは入力側機器のインピーダンスに反応してノイズを出す傾向にあるので、まずは 45シングルアンプの入力と ESIプリの出力ボリュームを調整してインピーダンスを整合させると…

ピタっとノイズは無くなり… し〜んとした静寂が。

おおっ、流石 ESI、良い仕事してますね〜!

いざ、試聴!

感動のあまり、涙がこぼれた!

俺は、今まで何をやって来たんだろうと…

超昔… ミニコンポのトーンコントロールやらラウドネススイッチを弄っていた時の感覚と全然違う!

まぁ、ミニコンポと ESIプリのトンコンを比べる事自体、次元が違い過ぎる訳だが…

BASSを上げると…

なんとっ、今まで全然鳴らし切れなかった「レクイエム」が私のシステムでも…

それなりに、聴こえるではないか!

ていうか、分厚い低音があると、クラシック全般が別世界だ。

ジャズの臨場感もハンパ無い!

MIDDLEや TREBLEを調整すると、今まで以上にボーカルに色艶が乗りうっとり。

まぁ、私は極小音量再生なので、低音をブーストせねばラウドネス効果でまともな再生音になっていなかった事は判っていたのだが…

しかし、ここまでとは。

45シングル+ Rullit励磁でも、こんなに地を這う様な重低音が出ていたんですね。

ビンテージスピーカーの味わい調整

ドイツのビンテージスピーカーには製造メーカーや機種によって各々個性というか癖がある。

今まではそのユニットを取っ替え引っ替えしつつ各々の個性を楽しんでいた訳だが…

ESIのトンコンを使うと、そのユニットの個性や癖をより味わい深い方向に調整出来たりなんかする。

人によってのトンコンの目的はそれぞれだと思うが、私的にはこの様なビンテージスピーカーの音質を多少なりとも弄って、その音楽で Groove出来ればそれが一番嬉しいのかなと。

まとめ

なるほど〜!

昔のトンコンのダメさ加減から… 今もトンコンは使わない!なんて…

なんという勿体ない事をしていたのでしょう。

この ESIのトンコン、いじれば弄るほど… 私の思った通りの理想の音質が作れます。

BASS、MIDDLE、TREBLEのターンオーバー周波数設定が絶妙です。

私の様な絶望的リスニング環境+ニアフィールド超小音量モノラル再生にはこの様な高性能トーンコントロールが絶対不可欠である事を今更ながら思い知らされました。

ESI CP-202S、最高です!

それでは、また〜♡