まず、第一印象で一番大きいのが、とても静かな受信機という事だ。
私が今まで使ってみたラジオや受信機とは、かなり異なる印象を受ける。
特に AM選択時には電源が入っていないのでは?と勘違いする程静かで…
周波数ダイヤルを回して行くと、突然放送の音声が鳴り出すみたいな。
静か過ぎるゆえ、入手当初、1.5Mc〜3Mcバンドの感度がやけに低いなと思ったが…
RF信号発生器から信号を入力してみると -110dBmという十分な感度があった事に驚いた。
そして CWモードにすると…
サーっというノイズと共に、急に感度が高くなった様な感じを受ける。
回路的には CWモードにしたからとて感度が上がる訳では無いのだが…
7Mcや 3.5Mcの CWや SSBのアマ無線がガンガン聴こえてくる。
今までこの実家に設置した事がある…
- JRC NRD-515
- Collins 75S-1
- Drake SPR-4
よりも断然感度が高い。
同調回路や局発回路は全てエアーバリコンを使用しているのだが…
周波数の安定度は抜群で、電源ONの状態から内部が温まるまで周波数ズレは殆ど感じない。
SSBも一度ロックすると、復調の音声が変化する事も無い。
周波数パネルのレンジは狭く、一見アマ無線などの復調が難しい様に思われるが…
TUNINGダイヤルのバーニャ機構のおかげで、何の苦労も無く SSB局を復調出来る。
私の様に、中波放送を聴かないし、アマ無線も聴かない…
ただ短波帯電波の伝搬状況をワッチするだけの人間には、丁度良い荒さのレンジかも。
まとめ
とまぁ、受信性能も満足なんですが、それよりも…
私の目の前に WW-II戦時下の海軍で使われていたという…
初期 COLLINSの TCS-11受信機が鎮座しているだけで…
私はもう大満足なのです。
自宅には R-390A、実家には TCS-11…
コイツらさえあれば、もう他の受信機やラジオは要りません!
私の受信機収集は、これにて完成 DEATH!
それでは、また〜♡
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