IMG_4514

コレです。

一応一通りの部品が装着出来ました。

基板の裏側です

IMG_4507

特にハンダ付けの失敗も無く、部品の極性も間違っていないと思います。

全てマニュアル通りに作業が進み、途中でやり方が判らないとか、部品の極性による取り付け方向が判らないとか、そういう事は全くありませんでした。

SSTRAN のマニュアルは完璧でしたっ!

電源ON

さて、軽く目視による確認を行って、いよいよ電源ONです。

流石に緊張します。

マニュアルに従って下記の手順で実行します。

  1. RCA音声入力コネクタにオーディオからのケーブルを接続
  2. RCAアンテナコネクタに付属の簡易ワイヤーアンテナを接続
  3. 基板の「ゲイン」「モジュレーション」「圧縮」ボリュームを最大に
  4. 付属の AC-AC アダプターを電源コネクターに接続する

AMT3000 には電源スイッチというモノが付いていないので、電源アダプターを接続すると即基板に電源が供給されて駆動状態となる。

IMG_4517

おおっ!

写真左下の電源 LED ランプが緑色に点灯っ!

火花も出ないし、煙も出ない。
もしかすると上手く行ったのか?
期待が膨らむ。

RF 出力の調整

IMG_4520

マニュアルに従い、基板の右側にある RF 出力モニター端子のT1 にテスターのプラスプローブを差し込み、T2 にマイナスプローブを差し込む。(この時テスターのレンジは 30VDC)

基板右上の C5 トリマーコンデンサーを廻して出力電圧を最大にする。

C5 トリマーを廻す。

んっ?
出力電圧がゼロ…

おかしいっ!

テスターのレンジを下げてみても、出力電圧が全く出ていない。

ヤバいっ!!

その状態で試しにラジオを点け、基板のディップスイッチで設定した周波数に合わせてみるが、ラジオ側では何も受信していない雰囲気。

メチャ、ヤバいっ!!!

やっぱ、消去法で分類したコンデンサーとかの値が間違っていて動作しないのか?
等々、悪い予感が頭の中を渦巻く。

コネクター接続を確認したり、基板上のボリュームを弄ってみたり、色々やってみたけど、やっぱり駄目。

電源レギュレターIC を触ってみると、ほんのり温かくなっているので、電源供給は生きている模様。

やっちまったかぁ〜?
途方に暮れた…

テスターで当たってみる

私はトランジスターや IC 回路は経験が無いので、どうにもこうにもやり様が無いと思ったけど、一応回路図を見ながらテスターで当たってみた。

  1. まずは 25V 電圧、これは正常に出てる…
  2. 次に 5V 電圧、おっ、これも正常に出てる…

取り敢えず基板の動作電圧は正常に出ている様なので一安心。
一気に基板上の部品が破壊される事は無さそうだ。

オーディオ入力を確かめる

次にオーディオ入力端子から U6(音声圧縮IC)の入力ピンに結線されている所ににテスターを当てて調べてみた。

うん、音声入力に従ってテスターの針が少し変動しているから、音声入力はキチンと U6 に入っている事を確認。

オーディオ出力を確かめる

次に U6 の音声出力ピンにテスターを当てて調べてみた。

うん、やはりテスターの針が変動するので U6 自体は正常に動作していてちゃんと音声処理を行っている様だ。

音声増幅回路を確かめる

次に、U6 から出力される音声信号をトランジスターで増幅する所のQ2 トランジスターのピンをテスターで当たってみる。

いきなり、ラジオから大きな音が鳴り出したっ!

んんんっ?
なんでテスターのピンを当てただけでラジオから音が鳴るか?
ラジオの音をしっかり聞いてみると…

おおおっ!
ちゃんとオーディオ入力した音楽が聞こえる!!

ほぇ〜
これで一安心。
一応基板は正しく動作している様ではないか!

ホッとした。
これで慌てずしっかりと原因を探れば良い。
どうやら部品は壊れていない様だ。

原因が判明っ!

う〜む。

テスターのプローブを当てただけで状況が変化するという事は、トランジスター端子の静電容量の変化で何か変わるという事か?

という事は、やはりカンで分類したコンデンサー容量を取り違えたか?
なんて思いながら、当該トランジスターの足をまじまじ見てみると…

ん、んんんっ?

このトランジスターの足のハンダ付けが他と違う輝きがある。
その足のハンダ付けを良く見てみると…

あれっ?
何と、その足だけ全くハンダ付けがされてない。
だから、テスタープローブを当てた時に回路が導通し動作したのか…

あれだけ慎重に作業を進めたのに、どうして此処だけハンダ付けが抜けたのか?
悶々としながらその足を改めてハンダ付けし直した。

そして再度電源ON!

鳴った〜!!!
ラジオから綺麗なクラシック音楽が流れてくる〜!

何と原因は私のマジ凡ミスで御座いました。

まとめ

結局いつも通りの私の凡ミスで、すったもんだしていまいましたが、何とか AMT3000 が無事正常に動作する様になりました。

次回は完成した基板をケースに入れ、その他セッティングについて記事にしようと思います。

では、また〜♡