これだっ!

もうスピーカーの収集はヤメたつもりだったけど、程度の良さそうな ALTEC 403Aがヤフオクに出品されたのでメチャクチャ欲しくなり、あろう事か即決価格にて落札してしまった。

ALTEC 403A(OEM UTAHレーベル)

こいつはとても希少な UTAHレーベルの ALTEC 403Aなのだ。

当時の ALTECはこのユニットを OEMとして UTAHに提供していて、UTAHはそれを自社レーベルとして販売していたらしい。

つまり UTAHレーベルのシールこそ貼ってあるが、中身はまんま ALTEC 403Aそのものなのだ。

ALTEC 403Aは本来アルテックグリーンと呼ばれる緑色のユニットなのだが、コイツは渋いシルバー色となっていて私的にはコッチの方が好みだったりなんかする。

また、UTAH版は ALTEC版と比べてマグネットヨークの高さが低くなっている。

シリアル番号は連番で、まるで新品同様デッドストックと呼べる程の綺麗さだ。

下記の条件から判断するとコイツは 1968年に発売された 403Aの最初期バージョンと思われる。

  1. アルニコマグネット搭載
  2. スリットのあるフレーム
  3. コルゲーションが無いコーン紙
  4. ビスコロイドが塗ってないフィックスドエッジ

欧州系と比べると若干浅いがカーブドコーンになっている。

コーン紙もフィックスドエッジも完璧な状態を保っており、時代を考えると正に奇跡の様だ。

私的にどうしてもビスコロイドのベタベタ系は敬遠したいので、コイツはバッチリ。

フレームにもキズやサビが一切無く、塗装に艶がある。

ターミナルはマイナスネジ仕様だ。

ALTEC社 403Aと全く同一のコルゲーションダンパーが見える。

まとめ

いつもの様に片方のユニットは大損覚悟でヤフオクに出品しました。

私は今までドイツやチェコ等の欧州系ユニットを集めて来たけど、やっぱ最低 1台位はアメリカのユニットを持っていたかったので、今回の ALTEC 403Aでついにその願いが叶った事になります。

という事で、私のスピーカー収集は本当にこれで終わりです。

私にとって初めての ALTECユニット、今度環境のある実家に行った時に鳴らしてみます。

カラッと明るく、乾いた音とは、果たして…

それでは、また〜♡

追伸

早速コイツ専用のミニホーン付き後面解放箱の製作を z785jpさんにお願いしました。

そしたら「新しい時代の 403Aと比較すると上質な鳴り方」との試聴感想を頂いたので…

ますますこの「UTAHレーベル ALTEC 403A」を聴くのが楽しみになって来ました。