これだっ!
nagi様オススメの、eBayに出品れていた英国製 20cmフルレンジ「WHARFEDALE SUPER 8 /CS/AL」がアメリカから届いた。
英国 WHARFEDALE SUPER 8 /CS/AL チコナルマグネット 20cmフルレンジ
この金色チコナルマグネットの SUPER8はかなり入手困難な希少な個体らしい。
1950年代初期に英国で製造されたユニットだが、70年経過している割にはかなり綺麗な状態だ。
フレームはアルミダイキャストだろうか、かなり頑丈な作りで、フレームだけでもかなり重い。
WHARFEDALEのロゴが誇らしい。
流石に金色の塗装は一部剥げている所もありますが気にならない程度でフレームは完璧。
コーン紙に穴や破れは無く全体的に綺麗な状態。
気にする程ではないが、コーン紙外周にエッジ張り替えによる歪みを少し感じる所もある。
エッジはとても丁寧な作業でフェルトに貼り替えられている。
が…
部分的にフェルトの接着が甘く、コーン紙が外周 5cm程の長さで破れている様になっていた。
DBボンドとかで大げさに修復するのもイヤだったので、色々悩んだ挙句、木工用ボンドと爪楊枝を使ってコーン紙裏側のフェルトの隙間からボンドを滑り込ませメチャ丁寧に修復した。
なので、裏からはボンドの修復跡は全く見えない。
結果、コーン紙が一部破れている所のみ裏から塗ったボンドが少し表に浸み出してしまったが、修復は大成功で入手時と比べたら雲泥の差で良くなって、修復箇所が判らない位上手くいった。
アルミニウムボイスコイルを採用し、またこの個体は蝶ダンパー式で、1950年初期に作られたゴールド Super8の中でもより古いごく初期に作られた希少なものなのだ。
鳴らしてみた
取り敢えず裸で鳴らしてみた。
ボイスコイルタッチは無い。
ドイツ系の暗さは無く、低域は強く主張しないが、中高域が艶やかに張り出して来て弦楽器など素晴らしいので、素人の私にはジャズよりもクラシックが向いているのでは… と思われた。
巨大で強力なチコナルマグネットと蝶ダンパーによるものか、中高域が鮮明過ぎて私の様な近距離で聴く人間には刺激的で、もしかするとコイツは箱を選ぶユニットなのかも知れない。
でもこの裸で鳴らしている感じも少し聴き続けていると、独特の艶っぽさが癖になりそう。
ジャズボーカルなんか思わず聴き入っちゃうし…
つーか、コイツ、極小音量での鳴りっぷり、ダイナミックレンジが大きくて結構良いかも。
まとめ
未だ少し鳴らしてみただけなので、私みたいな素人にワーフェデールの本当の魅力など到底判るはずもありませんが、しかし、これが英国の音なのか… という感覚は少し味わえている様な気もします。
それにしても、製造から 70年も経過したこのユニットの状態の良さには感心しました。
増してや、このユニットのエッジをフェルトに貼り替えた人の丁寧な作業も重なり、貴重なこのユニットがより希少価値の高いものになっていると思います。
大事にしなくては…
eBayにてこのユニットの落札を勧めて頂いた nagi様に感謝です。
それでは、また〜♡
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