今日はビンテージスピーカー本体の保存方法について素人目線で考察してみたいと思う。
新聞紙等に包んでダンボール箱に保存するのは?
カビが生えにくく、手っ取り早い方法ではあるが…
このパターンは「虫食い」でコーン紙がやられてしまう恐れがある。
ビニールの袋に入れて保存するのは?
外気に触れず、虫食いの心配も無く、一番安全とも思える気もするが、コーン紙やダンパーだって何気に呼吸していると思うので、外気と完全にシャットアウトしてしまうのは如何なものかと?
ましてこのパターンは通気性が無いのでカビが生えやすいのではとも思うし、かと言って「乾燥剤」なるものを同梱なんかしたら、コーン紙はパリッパリッに乾燥し切って、ダンパーも乾燥により硬化してしまって逆に宜しく無いのではないかとも思う。
保存グッズ
な〜んて色々考えて下記の様なスピーカー保存グッズを買ってみた。
- 不織布収納袋
- 人形用虫除け剤
不織布収納袋
- スピーカーをこの袋にすっぽり入れてしまう
- 普通の布に比べ毛ホコリの発生が少ない
- 布状の網目になっているのでスピーカーの呼吸を妨げない
- つまりカビ防止にもなる
- 外部からのホコリをシャットアウト
- スピーカー本体の保護にもなる
人形用虫除け剤
- 純粋に虫除け用
- 通常の「樟脳」系は、スピーカーの素材を犯す可能性がある
- よって素材への犯しが無い「人形用」を敢えて選択
- それでも念には念を入れ直接スピーカーに触れない様にする
- 蒸発気体でスピーカー素材を犯さない様に入れ過ぎない
- カビ予防剤配合
まとめ
スピーカーは重いマグネットを下にして、コーン紙を水平の状態にしてダンボール箱に収めます。
ダンボール箱はご覧の様にヒモで軽く縛る程度に留める事で、ある程度の通気性の確保と、時折スピーカーをダンボール箱から取り出して様子を見つつ眺めて楽しむ事が出来る様にします。
その為押入れの奥なんかに仕舞わず比較的取り出しやすい所に置いておく程度とし、人間と同様の湿温度環境にする事でスピーカーも長生き出来るのではないかと。
現時点ではこれがお金を掛けずに簡単にしっかりスピーカーを保存する方法かと私は思います。
細かすぎて殆どキチガイです。
しかしこうやって保存方法なんか考えて見ると、60年も70年も昔の程度の良いビンテージスピーカーユニットが残っていて、ちゃんと動作する事自体奇跡としか言いようがないですよね。
それでは、また〜♡
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