今回私が入手した様な古いアナログオシロスコープについて少し調べてみた。
故障について
流石にこれくらい古いオシロスコープともなると、何時迄も安泰に使っている事は出来なさそうだ。
故障の多くは古い電解コンデンサーの劣化等によるモノらしいが、当然それ以外の部品だって経年劣化で壊れる事だって十分に有り得る訳だ。例えば各種スイッチの接触不良とか、ブラウン管の輝度低下や焼き付き等とか。
ヤフオクではそういうリスクも織り込み済みで古いオシロが低価格で流通しているのだと思う。
という事は、上記の事を十分に頭に入れた上で古いオシロとの付き合い方を覚悟しておく必要がありそうで、まずは今回入手した 2機種に関してネットで故障情報をサクッと収集してみた。
岩通 SS-6122
コイツに特定された故障情報が殆ど見つからないが、岩通全般ではやはり「古い電解コンデンサー」の劣化による原因はポツポツ見つかる。
内部基板をザッと見まわした所、「表面実装電解コンデンサー」は未だ使われていない様だ。
テクトロニクス 2445B
コイツに限らず 24xxシリーズ全般で特定の故障原因があるらしく、ネットで多くの情報が見つかる。
特に 24xxシリーズで使われている「表面実装電解コンデンサー」は液漏れの可能性が大で、漏れた液は基板のランドを犯し、近隣の部品までも犯してしまう可能性があるとの事だ。
また、特定の「ハイブリッド IC」が熱で壊れ易い様で、これが壊れるとメーカーでの部品在庫が無く入手困難状態となり別のオシロから部品取りを行って修理をしなければならないとの事、厄介そうだ。
しかしその中でも、2445は多少そのリスクは低いようで、高リスクを抱えているのはより高性能な 2465辺りの様だ。高性能なゆえ「ハイブリッド IC」の熱がハンパ無いのだろう。
故障したらどうするか?
ネットでは優秀な先人達が壊れたオシロを自分で直してしまう記事を多く見かける。
が… 私はそれをやるつもりは無い。
何故って、古いアナログオシロ内部には 1万ボルトを超える高電圧がブラウン管に掛かっていて非常に危険な為、私みたいなど素人が手を出してはいけない領域だと思うからだ。
よって手持ちのオシロが壊れたら自分で治そうとせず、ヤフオクでオシロがゴミの様な値段で出品されているので、躊躇わず別のオシロに「買い換える」のが宜しかろうと。
デジタルオシロという選択肢
当分ヤフオクでは現状が続くと思うが、いつかアナログオシロは淘汰され消え去って行くだろうと思われるので、そうなったらいよいよデジタルオシロに切り替える時期と言う事になる。
まとめ
なる程…
ネットで調べたら、色々な事が判った。
という事は、今回手に入れた 2台のオシロは飽きなければ壊れるまで使ってやろうと。
そして 2台とも壊れた時、いよいよデジタルオシロに切り替えようと思っています。
では、また〜♡
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