sticker-afn_tokyo_810

今日は久し振りに所有の4台の GT真空管ラジオを取っ替え引っ替え聞き比べてみたので、私の独断と偏見でレポートして見たいと思います。

Radiora-500

IMG_1167

スピーカーが 10.2cm のとても小さなフィールドスピーカーなので、他の大きなスピーカーのラジオより見劣りする音質か?と思いがちだけど…

所がどっこい、こんなちっこいスピーカーでしっかり鳴ってくれるのだ。

流石に高域の伸びが綺麗で、アナウンサーの声やボーカルが前面に出てなんか AFN の高速英語が聞き取れているんじゃないか?って思っちゃう程なんです。

かと言って低音だってしっかり出ていて、決っして高音だけがうるさいという感じではないのだ。

小音量での音質のバランスは最高だし…
ん〜、これは外せないラジオだっ!

Sonora RQU-222

IMG_2201

スピーカーが 12.7cm の中規模サイズなので、高音から低音までバランス良く鳴る。

アナウンサーの声やボーカルもはっきり聞こえ、音楽の低音もしっかりしてる。
筐体の形の影響か?音が少しエコーが掛かった様に聞こえるのがいい感じなのだ。

所有してる 4台の GT真空管ラジオの中では一番安定した音質で聴き疲れしない。

全体的な音質のバランスは最高。
こいつは基本中の基本として絶対に外せないラジオなのだ!

GE Model-202

IMG_3502

こいつはスピーカーが 13.5cm で、筐体内部のバッフル板を使って斜めに設置されていて小さなスピーカー BOX を形成している様な感じになっている。

その為、他の3台と比べて音質に特徴があり、直ぐ後ろに壁のある本棚の様な所に設置すると低音が出過ぎて少しこもった音質に感じられるけど、オープンスペースに設置すると逆に抜群の音質バランスになるのだ。

他の3台は逆に本棚の様な所に設置するのが良さげに聞こえる。

こいつは設置場所を選ぶが、オープンスペースで外せないラジオだっ!

WestingHouse H-130

IMG_3653

こいつのスピーカーは 17cm で、私の所有ラジオの中では最大だ。

また、こいつは外付けレコードプレーヤーのアンプ部としての位置づけもあり、トーンコントロールも付いた音質重視設計になっているので、音質に関しては AM ラジオとしては最高の部類に入るのではないかと思う。

とにかく、真空管らしい音質を保ちながら高音から低音まで文句無い。
アナウンサーの声やボーカルが前面に出て、それでいて音楽の低音もしっかり聞こえて来る。

勿論今時のオーディオアンプと比較すれば全然だけど、AM ラジオとしては抜群の音質バランスで、アメリカらしい AM 音質ファンの私にとっては最高のラジオなのだ。

当然、所有している4台のラジオの中では一番音質が良いので、全く持ってこいつも絶対に外せないラジオになってしまった。

このラジオ達の歴史

これらの 4台のラジオはどれも約 70年前のアメリカで生産されたもので、当然私が生まれる前の第2次世界大戦直後?のモノだ。

これらのラジオ達が一体アメリカのどんな家庭に買われて、そして、その家族を癒しながら家族と共に長い時間を過ごし… 何の因果かいつしか日本に流れて来て、今、私の手元に在る。

長い歴史の中でよくぞ壊れもせず綺麗なままの姿でいてくれて、さぞかし多くの人がこれらのラジオを可愛がって使っていたんだなと… その人々の愛情に感謝しつつ、このラジオ達の長い歴史に思いを馳せる。

まとめ

以前はオーディオに凝って、高級アンプや高価なスピーカー等に入れ込んでいた時もあったけど、今ではそういう精神的に疲れる機材は全て処分してしまって1台も持っていない。

今は…

音質的には悪いとされる AM ラジオ放送を、70年も昔のラジオで聴いてとっても幸せな気持ちになれる私です。

超!シンプルですっ!

この AM 放送の不思議な感覚って、何なんですかね〜?

じゃ、またね〜♡