今日は久し振りに所有の4台の GT真空管ラジオを取っ替え引っ替え聞き比べてみたので、私の独断と偏見でレポートして見たいと思います。
Radiora-500
スピーカーが 10.2cm のとても小さなフィールドスピーカーなので、他の大きなスピーカーのラジオより見劣りする音質か?と思いがちだけど…
所がどっこい、こんなちっこいスピーカーでしっかり鳴ってくれるのだ。
流石に高域の伸びが綺麗で、アナウンサーの声やボーカルが前面に出てなんか AFN の高速英語が聞き取れているんじゃないか?って思っちゃう程なんです。
かと言って低音だってしっかり出ていて、決っして高音だけがうるさいという感じではないのだ。
小音量での音質のバランスは最高だし…
ん〜、これは外せないラジオだっ!
Sonora RQU-222
スピーカーが 12.7cm の中規模サイズなので、高音から低音までバランス良く鳴る。
アナウンサーの声やボーカルもはっきり聞こえ、音楽の低音もしっかりしてる。
筐体の形の影響か?音が少しエコーが掛かった様に聞こえるのがいい感じなのだ。
所有してる 4台の GT真空管ラジオの中では一番安定した音質で聴き疲れしない。
全体的な音質のバランスは最高。
こいつは基本中の基本として絶対に外せないラジオなのだ!
GE Model-202
こいつはスピーカーが 13.5cm で、筐体内部のバッフル板を使って斜めに設置されていて小さなスピーカー BOX を形成している様な感じになっている。
その為、他の3台と比べて音質に特徴があり、直ぐ後ろに壁のある本棚の様な所に設置すると低音が出過ぎて少しこもった音質に感じられるけど、オープンスペースに設置すると逆に抜群の音質バランスになるのだ。
他の3台は逆に本棚の様な所に設置するのが良さげに聞こえる。
こいつは設置場所を選ぶが、オープンスペースで外せないラジオだっ!
WestingHouse H-130
こいつのスピーカーは 17cm で、私の所有ラジオの中では最大だ。
また、こいつは外付けレコードプレーヤーのアンプ部としての位置づけもあり、トーンコントロールも付いた音質重視設計になっているので、音質に関しては AM ラジオとしては最高の部類に入るのではないかと思う。
とにかく、真空管らしい音質を保ちながら高音から低音まで文句無い。
アナウンサーの声やボーカルが前面に出て、それでいて音楽の低音もしっかり聞こえて来る。
勿論今時のオーディオアンプと比較すれば全然だけど、AM ラジオとしては抜群の音質バランスで、アメリカらしい AM 音質ファンの私にとっては最高のラジオなのだ。
当然、所有している4台のラジオの中では一番音質が良いので、全く持ってこいつも絶対に外せないラジオになってしまった。
このラジオ達の歴史
これらの 4台のラジオはどれも約 70年前のアメリカで生産されたもので、当然私が生まれる前の第2次世界大戦直後?のモノだ。
これらのラジオ達が一体アメリカのどんな家庭に買われて、そして、その家族を癒しながら家族と共に長い時間を過ごし… 何の因果かいつしか日本に流れて来て、今、私の手元に在る。
長い歴史の中でよくぞ壊れもせず綺麗なままの姿でいてくれて、さぞかし多くの人がこれらのラジオを可愛がって使っていたんだなと… その人々の愛情に感謝しつつ、このラジオ達の長い歴史に思いを馳せる。
まとめ
以前はオーディオに凝って、高級アンプや高価なスピーカー等に入れ込んでいた時もあったけど、今ではそういう精神的に疲れる機材は全て処分してしまって1台も持っていない。
今は…
音質的には悪いとされる AM ラジオ放送を、70年も昔のラジオで聴いてとっても幸せな気持ちになれる私です。
超!シンプルですっ!
この AM 放送の不思議な感覚って、何なんですかね〜?
じゃ、またね〜♡
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おはようございます!
こちらからも失礼します。
素晴らしいラジオばかりですね☆
私は最近になりレトロラジオに興味を持ち始めました。
と言うのもかなりの一品でもそれほどお高くないのが嬉しい限りです。
国産の整備品もそれなりに魅力はありますが、
自分的にはアメリカ製の綺麗な個体(特にGT管使用品)には勝てません。
現在の住まいが集合住宅なので、アマ無線がQRT状態の今、レトロラジオ探しが一番の楽しみです。
これから気に入ったモノだけを少しづつ集めていきたいと思っております。
蘭さん、こんにちは!
私と似た様な状況ですね。
私も真空管ラジオにはまってから約1年位なのでまだまだ初心者です。
一般的にアンティーク物はお高いのが常識ですが、
何故かアンティークラジオは相場が安くて楽しめます。
これからもお互いに情報交換しながら一緒に楽しんで行きましょう!
私のブログのコメント欄にガンガン書き込んで下さいね。
所で蘭さんはご自身のブログとかお持ちですか?
あったら教えて頂ければ私からも蘭さんのブログにおじゃまします。
これからも宜しくお願いします。
廃人さん、今晩は!
本日、県内のビンテージラジオ屋さんと電話で色々とお話が出来ました。
店主のお話では、米国のレトロラジオが良く売れて頻繁に輸入していた時期は、
2000年過ぎぐらいだったそうです。
当時のコレクターさん達が、現在では後期高齢者となり趣味から撤退又はお亡くなりになられて、
最近は殆ど売れないとの事でした。
今の若い世代(40代以下)にとってのレトロorビンテージラジオは国産のMT管ラジオか初期のトランジスタラジオでは?
とおしゃっておりました。
以前のコレクターさん達が大切にしていたモノがタイミング良くヤフオクに出品されるのを気長に待つしかなようですね。
米国製レトロラジオの値段が意外に高くないのは単なる需給の問題みたいです(若い人には不人気)。
20年後は、私も後期高齢者なので良いモノに早く出会えて今を楽しみたいと思っております。
PS 私はブログを殆どやっておりませんが今後ともどうぞ宜しくお願い致します!
蘭さん、こんばんは!
なるほど、確かに私もその様に思います。
とにかくヤフオクでは国産のラジオばかりが人気で、
外国のラジオはマジでお安くなってしまいます。
逆に我々の様に外国のラジオが好きな人には好都合なのですが。
2ヶ月に一回位、ポンっと外国のラジオが出店される様ですので、
タイミングを逃さず狙って下さい。
ただし、単なるゴミラジオもありますから、
商品説明の裏を読み取り、掲載写真も穴が開く程よく見て、
絶対にゴミを摑まされない様に気をつけましょう。