ソーダーソンアンプが狭帯域ならば、小型スピーカーで鳴らしたらどうなるか?確かめてみた。

ソーダーソンを小型スピーカーで鳴らしてみる

まずはロレンツ の 16cm x 10cm楕円を鳴らしてみる。

うう〜、キビシイ…

中高音ばっかりがうるさく鳴って、とても落ち着いて聴ける様な状態では無い。

次に Philips の 23cm x 15cm楕円を鳴らしてみる。

高音再生能力が高い事が仇となり、ペラッペラッ過ぎて音を味わう所では無い。

次に Isophonの 20cm x 16cm楕円フロントマグネット を鳴らしてみる。

少し深みが増して聴き易くなったが、やはり薄っぺらい。

次に Philips 16cmで鳴らしてみる。

これは割とバランス良く鳴る様だけど、高音の押し出しが強過ぎて長時間では疲れるかも。

そして最後に Wigo 13cm x 7cm楕円を鳴らしてみた。

こっ、これはイケる!

元々この Wigoの音質は小さい割に低音も出る異色のユニットなのだが、しかも裸の状態でソーダーソンを鳴らし切るとは… Wigo恐るべし。

てか、高音もいい塩梅にまとまってくれるので、低音の量感と共にかなりバランスが良い。

うん、これなら聴き続けて疲れないし、落ち着いて聴ける。

念のためにウエスタンで Isophonのユニットを鳴らしてみた。

なるほど、やはり広帯域のウエスタンで鳴らせばまともに鳴ってくれる。

今度はウエスタンで Wigoを鳴らしてみた。

う〜ん、13cm楕円とは思えない位素晴らしい音で鳴るのだが、Wigoの低音の強さゆえソーダーソンで鳴らした時より多少低音がダブついている様にも聴こえるので、ちとイマイチ。

まとめ

と言う事で、ソーダーソンアンプの様な狭帯域アンプは当たり前ですがスピーカーを選びます。

この様なアンプにはテレフンケン 25cm励磁の様なアンプより十分に広帯域且つ高性能なスピーカーを使ってこそ、アンプの能力をフルに出し切ってアンプ固有の味のある音を楽しめるのだと思います。

しかし今回の Wigoの様に、たまたま相性が合う小型スピーカーがある事も面白い発見でした。

今、ずっと Wigoで聴いていますが、飽きないです。

アンプとスピーカーの組み合わせ…

奥が深いですね!

それでは、また〜♡