さすがに 5mのロングワイヤーじゃノイズ拾いまくりなので、早速第一段階の実験として…
上写真の様なシールドループアンテナ「MK-5212」なるモノを入手した。
シールドループアンテナ
机の上にも置ける AORのプリアンプ付き「LA-400」という 30cm小型シールドループアンテナも検討したが、元々の販売価格が高くヤフオクでもなかなか値段が下がらず、またネットでの評判もイマイチという事で断念し、最終的に低価格で評判も良いこの「MK-5212」に決定した。
この「MK-5212」はループの直径が 67cmでアルミエレメントの太さが 20mmとかなり本格的なシールドループアンテナの様で、上写真の様に作りも丁寧で強度的にもしっかりしていると感じた。
重量は 800gで、受信周波数は長波から UHFまで広範囲に受信可能だ。
シールドループアンテナは磁界成分のみを受信するという特徴により家庭内の各種電子機器が発生する電界成分ノイズの影響を受け難く、また鋭い指向性により目的信号のみを強めノイズから逃れる事も可能になるとの事だ。
早速、室内の適当な場所にループアンテナを引っ掛けて受信してみる事にする。
ループアンテナから RSPduoまでの同軸ケーブルは「RG174」5mを使ってみた。
以前使った事がある「RG316」5mはケーブルが細い割には結構硬くて取り回しがイマイチだったが、今回の「RG174」は程良い硬さで取り回しも楽だ。
受信状況
中波帯ではロングワイヤーを使っていた時に比べて一気にノイズが無くなった感じだ。
この状態でノイズの元凶であるデスクライトを点灯させても一切ノイズが乗って来ない。
ロングワイヤーに比べて信号強度が上がったという事は感じないが、ノイズが無くなった事により信号が浮き上がって聴こえる感じだ。
というか、実家では今まで聴こえた事が無い東京の 810KHz AFNが聴こえたりなんかして。
これなら下手なプリアンプなど不要で「MK-5212」をネイティブのまま使いたくなって来る。
昔、ApexRadioの 303WAというアンテナを室内設置で使った事があるが、それとも比較にならない位ノイズの影響を受けない事に驚いた。
また、指向性が思ったよりも強く、ループアンテナの方向を変えると信号強度が大きく変化する。
3.5MHzでもノイズは激減して、電信や SSBのアマ無線が複数聴こえる。
信号こそ弱いが、明瞭度がロングワイヤーの比では無い。
7MHzでもノイズは激減して、電信や SSBのアマ無線が複数聴こえる。
信号こそ弱いが、明瞭度がロングワイヤーの比では無い。
14MHzでもノイズは激減。
21MHzでもノイズは激減。
28MHzではデスクライトのノイズが若干乗って来る。
50MHzでもデスクライトのノイズが若干乗って来る。
80MHz帯の FM放送ではデスクライトのノイズ影響は全く無し。
144MHz帯もデスクライトのノイズ影響は全く無し。
まとめ
以上、シールドループアンテナ「MK-5212」が届いたばかりなのでまだ軽く受信実験しただけですが、私の感覚としては…
- とにかくノイズが少ない
- 感度はロングワイヤーと変わらない
- かなり強い指向性が得られる
- 適度な大きさで室内に置いても威圧感は無い
などなど、今後の可能性を大いに感じた次第です。
コイツを高圧線や変電所が近い「自宅」マンション 6Fベランダで使ったらどうなるか?
かなり楽しみな状況になる様な気がします。
今居る「実家」でもこの「MK-5212」を使って、空のコンディションやワッチを行う時間を考慮しつつ色々やってみようと思います。
では、また〜♡
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