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コレですっ!

  1. General Electric Model-202
  2. 1947年アメリカ製
  3. W=30cm H=19cm D=18cm
  4. SP=13.5cm
  5. 12SG7, 12SA7, 12SK7, 12SQ7, 35L6GT, 35Z5GT

1947年製のアメリカ製 GT管6球真空管ラジオ「General Electric Model-202」です。
受け取ってビックリ!
あまりの綺麗さに、これっデッドストックじゃないかと思ってしまいました。

Radiola、Sonora が手に入ったら次は GE でしょ!
って狙っていたら偶々オークションに出品されているのを発見。
ラジオ内部のシャーシとかの写真が映っていなかったのであまり期待しないで即落札したのですが…

General Electric Model-202

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分厚いベークライト筐体、流石 GE 貫禄あります。

筐体に割れ、ヒビ、キズ、全て無く、光沢の艶さえ有ります。
正に新品同様です。

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流石にフロントのスピーカーメッシュ部分の輝きは部分的にハゲて来た所もありますが、それがまた良い味を出してくれてます。

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筐体を良〜く見ると… トラ目のベークライトです。
光が当たるとトラ目が浮き出てきます。

すばらしいっ!!

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裏蓋も GEのデカール?が貼ってある、正真正銘のオリジナルです。
70年も昔のラジオなのに全く痛んでないのが驚きです。

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底板の説明書きも綺麗なままです。

所で、底板に付いている金属板はオリジナルのままなんですが、これって、何の意味があって付いているのでしょう?

意味不明です…

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電源コードとプラグも完全にオリジナルのまま、小さいプラグが渋いです。

シャーシにはサビ等が全然なく、これまた新品同様。
ちょっと掃除しただけで、この綺麗さです。

んっ?

裏蓋の内側に貼ってあるループアンテナは改造されてますね。
オリジナルのループアンテナの上から別のループアンテナが重ねてあります。
感度アップを狙ったのだと思われます。

改造は綺麗に行われていて、全く違和感無し。

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バリコンとループアンテナを結線する配線は私がやり直したのですが、手頃な線材が無かったので取り敢えず Belden の通常被覆のモノを使いました。

でもコレ、あまりに綺麗な線材で雰囲気壊してるので… なんとか布被覆のビンテージ線材を入手して後日交換する予定です。

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これ、どう見ても新品でしょ?
つーか、デッドストックでしょ!

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シャーシ裏はペーパーコンデンサーのままのオリジナル状態です。

このシャーシ、後ろ半分が何故か斜めになってるんでスペースが小さくご覧の通り部品がギッシリ詰まっています。

前オーナーがハム対策の為か、新しい電解コンデンサーを追加しています。
ただ、オリジナルの大きな電解コンデンサーもそのまま結線されているので、コンデンサーをパラに繋いだだけという事になります。

しかし、残念ながらこのラジオ、ハムが有ります。

前回の Sonora 同様、ボリュームを絞った状態でハム音が聞こえるんですが、やはりこれも製品として許容範囲のレベルなのかも知れません。

でも私は気に入らないので、ハム音は無しに改造します。

ペーパーコンデンサーのリキャップ

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まずは全てのペーパーコンデンサをフィルムコンデンサーにリキャップします。

定例のハム音対策だっ!

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2段リップルフィルターでハム音問題も解決し万事 OK となりました。

まとめ

現在ハム音も全く聞こえず、感度も良く、綺麗な音質で鳴っています。

では、また〜♡