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これだっ! 前面にだけ厚くニスが塗ってある。

横 28cm, 縦 20cm, 奥行 13cm

木目の良い純木の組み木で作られていて、ほんの一部作りの荒い所もあるけど全体的にはとても丁寧に作られていて、とっても良い感じなのだ。

小型の木製ケースなので真空管ラジオ用ではなくてトランジスタラジオ実験用のケースにしようかな〜なんて思ってヤフオクで落札した。

私好みのラジオケースについて考察してみた

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私がなんでレトロラジオに反応してしまうのか、よく考えてみると…

旧時代の真空管を使った回路に惹かれるという事もあるけど、ケースが渋いという事もある。

今時のラジオがなんでつまらないかって、大抵のラジオは薄いプラスチックを使ったトランジスタラジオだし、高級とされるトランジスタラジオだってベニヤ板や合板を使って表面に木目のビニール素材が貼ってあったりして、安っぽいというか、時代の経年変化に耐えられない素材の様な気がするからだ。

それに対して昔の真空管ラジオって、時代にもよるけど、キャビネットに純木を使ってたり、合板だとしても作りがとってもしっかりと重厚に作ってある気がするし、ベークライトキャビネットだって分厚くてデザイン的にも優れていて個性があり、それらが時代の経年変化でビンテージ感を増しながら実に渋くなって来るのだ。

そういうキャビネットは割れてるのは嫌だけど、傷や凹みがあったり、ニスが剥げて来たりしても、それがまた良い感じになってて全然許せるっていう感じなんだな。

そんなこんなで、私は真空管時代のレトロなラジオのキャビネットが実に好きなのだ。

こいつは近代の木製キャビネットだけど…

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たまたまヤフオクでこいつを見つけた。

受け取った時には内部にバラックのトランジスタ基板や小さなスピーカーが乱雑に取り付けられていたが、私はこのキャビネットが気に入って落札したので、受け取って直ぐに内部の部品は全て撤去して処分してしまったのだ。

キャビネットも前のオーナー様が薄くニスを塗った様で表面が少し荒れていたので、コンパウンドで全体的に磨き上げ、その後キャビネットの表も内部もオレンジオイルを十分に塗り込んで仕上げた。

受け取った最初の感じでは思ったより最近のキャビネットだったので私的にイマイチ感が漂ったけど、木組の様子や全体的に丸っこくて作りが良いので磨き上げて行くうちに徐々に愛着が湧いて来てしまって何となく手放せなくなってしまった。

こいつはベースが良いので時代の経年変化と共に良い感じに育ってくれる気がしたのだ。

トランジスタ回路実験のキャビネットにしようかな?

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今の所下記の様に使ってみようかな〜なんて思ったりして。

  1. このキャビネットに入る最大径(14〜16cm位)のスピーカーを取り付ける
  2. スイッチ付きボリュームとポリバリコンを金具を使って取り付ける
  3. ボリュームとポリバリコンの配線は簡易コネクターかミノムシクリップで回路と接続する
  4. 簡単な RFフロントエンドと簡易 AFアンプを電池式トランジスタ回路で構成する
  5. それらの回路はラグ板上で組み上げ、キャビネットには固定せず、置くだけ
  6. つまりキャビに傷を付けず、回路は今後の回路実験で簡単に交換出来る様にしておく

まとめ

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写真の様にキャビネットの右側に「Radio Moon」という文字が書いてある。

一体このラジオは元々どういう流れで世に生まれてきたのか?

どうもちゃんとした製品ではなさそうだし、どこかのメーカーかラジオ局の景品や記念品として作られたものなのか? ネットで調べてみても出所は判らない。それにしてもココまで手間を掛けたキャビネットを作る必要があったのか?疑問だ…

可愛く赤文字で書いてある「Radio Moon」という文字ロゴと 3つの赤い点が特に気に入っている。

じゃ、またね〜♡