久しぶりにアンプの置いてある実家に来たので、早速「Western Electric 205F」をモノラルアンプに挿して音楽を聴いてみた。
勿論、アンプ裏のスイッチを「205F」モードに切り替えて。
見た目の違い
「Sylvania 1276」の方が一回り大きく腰がくびれていてグラマラス。
「Western Electric 205F」は普通の ST管と同じ様なサイズと形で、迫力では 1276に負ける。
ご覧の様に根本的にプレートの形状が異なる。
実際に鳴らしてみると、96〜97dB能率の Telefunkenでは 1276の 3.5ワット出力に対して WE205Fの 0.6ワット出力でも十二分に大きな音量で聴こえ 音量に不足は感じない。
この超!ぶっとい WE205Fのフィラメントが大迫力で、いかにもいい音しそう。
Sylvania 1276との音の違いは…
やはり予想通り、私の駄耳と箱庭オーディオ環境での小音量再生では「Sylvania 1276」と「Western Electric 205F」との決定的な違いを私は感じ取る事は出来なかった…
しかし、このアンプの前オーナー様からのアドバイスによるブラシーボ効果で私的に多少なりとも下記の様に感じる事が出来た様な気もする。
「Western Electric 205F」の場合
- 筋肉質で締まった力強い低音
- 全体的に元気で厚みのある音
「Sylvania 1276」の場合
- 中庸で素直な音
どちらも直熱三極管らしい素晴らしい音なのだが上記の様な個性があるので、音楽ソースやその時の気分によって使い分けるのが良さそう。
まとめ
結局、私レベルではまともなインプレッションなど書ける筈もないですね。
使ってみて「1276」や「WE205F」の能力を感じる為には、やはりもっと大型のスピーカーを使って、大音量で、質の高い音源を、良い耳で、聴かねばその違いが良く判らないと感じました。
私の環境ではそれが出来ないので、形から入ってあくまで自己満足に浸るしかなさそうです。
でも「Western Electric 205F」は WE遺産として私的に最低 1本は持っていたかった球なので、高価なモノを買ってしまったからといって後悔などしていません。
こいつがボケるまで付き合って行きたいと思います。
では、また〜♡
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