こっ、これだっ!!
私の生涯でコイツを手に入れる事は絶対にないだろう… と思っていたマシンが今私の前にある。
思ったより重くない。思ったより大きくない。とっても良い感じ。
通信型受信機は諦めたのではなかったか
ついこの前「JRC NRD-525」や「JRC NRD-515」を入手してほんの少しの期間運用してみたけど、やっぱ私は BCLするよりも真空管ラジオを磨いている方が楽しいと感じたので、それらの通信型受信機をヤフオクで嫁に出したばかりだ。
しかしその後… なんとなく通信型受信機を諦められず、先日のJRCマシンはトランジスタ式だったので愛着が湧かなかったけど、真空管式なら BCL目的とかではなく単に研究の為に所有していても良いのではないか?という自分への言い訳を考え出す始末。
そして挙げ句の果てに、私が大事にしているレトロ真空管ラジオの1つをヤフオクで嫁に出すという暴挙に出て、その資金で真空管式の通信型受信機をヤフオクで探したりなんかして。そんな折、いつもは高額で目もくれない「コリンズ 75S-1」が何故か私の目の中に飛び込んで来た。
まさか私が永遠の憧れマシンのコリンズに入札するなど有り得ないなどと思いつつも、ギリギリ私に落札出来る金額だったので、思い切ってポチってしまいました。
コリンズ 75S-3Bと比較検討
その時ヤフオクでは「コリンズ 75S-3B」も出品されてたんだけど、流石に人気機種なので直ぐに私の手の届かない高額圏内に突入してしまった。
出品中の「75S-3B」と「75S-1」を穴が空くほど見て比較すると、今までレトロラジオで養って来た私の眼力が「75S-1の方が程度が良さそう」と言っていたし、私としては「Sライン」の中で一番シンプルな「コリンズ 75S-1」が欲しかったと言う事もあり、結果コイツで良かったと思っている。
私の様にアマチュア無線をしない人は本来ならゼネカバの「51S」シリーズを選択する事になる訳だが、デザイン優先の私としてはどうも「51S」のダイヤルエスカッションの形とコリンズマークの位置が気に入らず、とにもかくにも機構が複雑なので故障のリスクが増すのがイヤなのだ。値段も高いし。
そして、コリンズ 75S-1 が届いた!
グエ〜ッ!私の眼力は正しかった!
梱包から出してみると、マジで綺麗っぽい!
ワックスの必要も無い位綺麗なんだけど、電源を入れる前に、いつもの儀式でまず全体にワックスを掛けながら細部をチェックする。
キャビネットやトリムリングには多少の小キズはあるものの、前面パネルには微塵もキズや汚れが無くまるで新品の様、ダイヤルエスカッションやツマミ類、Sメーター、その全てに艶がありキズとかワレは皆無、コリンズのウィングマークに至っては新品の様にピッカピカ!
もしや、これマジで新品の部品に交換してあるのでは?と思ってしまう位美しい。
裏面もめちゃ綺麗。
左サイドも。
右サイドも。
古い受信機なので勿論経年による小キズ等は多少あるものの、上蓋もこの通り。
底面も綺麗。ゴム足は新品の様だし、ケースの穴から内部のコンデンサーが既にリキャップ済みである事が見える。
んっ!前側のゴム足は「ブリストルネジ」で固定されている様だ。
私はブリストルレンチを持ってないので、コリンズ使いの人は必ず持っていると言う「Xcelite 99PS60」という「ブリストルレンチセット」を購入しないと私はコリンズマシンに対して手も足も出ないと言う事か。
内部には最初から殆どホコリ等の汚れも無く綺麗な状態で、奥にあるブロックコンデンサーを見るとどうやらリキャップは海外から取り寄せた信頼出来るサードパーティ製「コリンズ用リキャップキット」を使った様で、前オーナー様がきっちりメンテナンスしていた事が判る。
最後に、付属で付いて来た電源コードだが実はコレ凄く気に入っている。
見た目オンボロだけど結構がっしりしていて、特にコンセントに差し込む三端子プラグのアースピンはプラグ横の金属製ボタンを押すと横に倒れるようになっていて、いちいち 3P2P変換コネクターを使わないで済みコンパクトなのだ。
これもしっかりとワックスを掛けて磨き上げると、ご覧の様に風格さえ漂って来たりなんかして。
まとめ
現在私はラジオを弄る道具が置いていある実家じゃなくて、そういう環境が一切無い自宅にいるので、この「コリンズ 75S-1」はワックス掛けるのが精一杯でそれ以上何も出来ない。
まずは外部スピーカーとコリンズ必須の工具「ブリストルレンチ」の入手、全てはそれからですね。
じゃ、またね〜♡
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