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ヤフオクで落札した「6AQ8」の到着が待ちきれず、「Simonetta」のシャーシを引き出した。

基本確認

FMフロントエンドユニットを分解する事は避けたい為、ユニットの外側からチェック出来る範囲でやってみた。

  1. ユニットへの B電圧は正しく来ている事を確認した
  2. 2つの 3極管プレートに供給する B電圧が正しく供給されている事を確認した
  3. 「6AQ8」をソケットから少し浮かせ、オシロのプローブをピン足にすべりこませ…
  4. 実際のプレートピンに B電圧が正しく供給されている事を確認した
  5. 「6AQ8」ピン足の接触を疑い、ピンを磨いたり、何度も抜き差しした
  6. この状態でユニットから出力されるはずの波形をオシロで確認するが、確認出来ず。
  7. やはり、局発が全く発振していない模様

上記を周波数の下限から上限まで繰り返し確認したが状況は変わらず。

結論

結局、ユニットを分解しないで出来る事はこの位で…

ちなみに、シャーシ背面の FMアンテナ端子はバナナプラグを何度も抜き差しした形跡、つまりバナナプラグ受け口がゆるくなっているので、以前は間違いなくこの「Simonetta」で FM放送が受信出来ていた事になる。

そうなるとやはり疑わしいのは「6AQ8」自体の不良しか考えられず、エミ減か何かで正常に発振出来ていないのではないか?と想定するしかなく、一応基本的なチェックはやったので、後は「6AQ8」の到着を待って差し替えてみる事にする。

まとめ

チェック中に気になったのは、ユニット上部の真空管の横に「バツ印」が書いてある事だ。

もしかして以前のオーナーが私同様にユニットを検査して、結局ダメだったので「バツ印」を書いたのかな?なんて思ったりして。ユニットの 4箇所のビスは分解防止塗料が塗ったままなので、前オーナーもユニットの分解は行っていない模様。

では、また〜♡