うぐぐっ!

昨日より一段と空中配線が増えまくってます。

さぁ、今日も懲りずに「RADIO KITS 100Kcマーカー基板」に挑戦してみます。

まずはネットで発振回路と言うモノを勉強した

CRを微調整するにしても発振回路の基本を知らないとどうにもならないので、ネットで調べてみた。

どうやらこの基板の水晶発振部は「ピアースBC回路」というモノらしい。

なるほど… 一通り勉強して何となく判った様な、判らない様な…

5VレギュレータICをスルー

今日はまず、5VレギュレータICをスルーさせ、基板を 9Vで駆動する事にした。

ST-17の出力側コイル配線で発振が停止する件

昨日から問題なのがこの件で、ST-17の出力側コイルを短絡させ VCCを直接 L1の 330μHチョークに加えるならば水晶発振部は正常に発振するが、ST-17の出力側コイルを正しく配線したとたん水晶発振部の発振が停止してしまうのだ。

勿論、ST-17の出力側コイルが断線してるとか間抜けな状態で無い事は確認していて、きちんと L1の 330μHチョークに電圧は掛かっているし、ST-17接続による電圧降下分は 0.5V位?と僅かだ。

素人考えでは ST-17の出力側コイルの直流抵抗値による若干の電圧降下による影響だろうとは推測していたのだが、しかし、本日 VCCを 9Vにあげても状況は同じなので単に電圧降下が問題とは言えない気もしてきた。

回路図を見直してみると、水晶発振部トランジスタのコレクタに加わる電圧と、ベースに加わる電圧とで異なる VCCラインから供給されている事が判る。

ベースには VCCから抵抗を通って電圧が印加されているが、コレクタには VCCから ST-17の出力側コイルと 330μHチョーク を通って電圧が印加されるのだ。

つまり、ST-17接続による電圧降下分の影響はコレクタへの電圧変化となって現れるはずだ。

ベースに印加するバイアス電圧は固定で、コレクタに印加する電圧のみ電圧降下分で変化した場合、トランジスタの動作点が変わるはずだから、それで発振しないのか?と考え… 動作点を左右しそうな、ベースとエミッタの抵抗をかなり広範囲に変えながらカットアンドトライしてみた。

う〜む、かなりやったけど、やっぱりだめだ。

抵抗を変える度に、ST-17出力コイルを短絡させたり正しく配線したりを繰り返したが、短絡させると発振し、正しく配線すると発振は停止してしまう。

もうやる事無い位色々と弄ったが、突破口へのきっかけさえも見つからず、途方に暮れた。

トーン発振部から「C結合」で水晶発振部へリンクさせる

ST-17の問題さえ無ければ、トーン発振部も正しく発振している様だし、水晶発振部もキチンと発振しているので、ST-17の使用は諦めて強引に「C結合」で変調してみる事にした。

トーン発振部トランジスタのコレクタから適当な値の抵抗と小容量コンデンサーを使って「C結合」で水晶発振部のベースに接続してみた。

うん!

予想通り、トーン変調が掛かった 100Kc周波数が生成された様だ。

そして、終段コレクタには大きな電圧の波形を確認する事が出来た。

でも、これって本来の波形じゃない様な気もするけど、まずはラジオで確認してみる事に。

ラジオでマーカーを確認

昨日はトーン変調出来なかったので通信型受信機の BFO機能を使って無理やり確認したのだが、今日はトーン変調が掛かっているので一般的な普通のラジオでマーカーを受信してみた。

おおっ、聞こえる。

ピーっていう 1KHz位で変調されたマーカー音がちゃんと 100Kc単位に確認出来る。

まとめ

ですよね〜!

色々やったけど、結果的にほぼオリジナルの CR定数で問題なく動作しています。

ただ私の場合、部品のばらつきの問題か、何か、良く判らないけど、ST-17を使用した場合にのみ問題があったと言う事です。

この件諦めずに、後日時間がある時にでも再度トライしてみたいと思います。

それでは、また〜♡