前回「RADIO KITS 0-V-2」の件が中途半端な状態でペンディングになっていたけど、本日、ラジオ少年に注文しておいた「電源トランス」と「段間トランス」が届いたので早速交換してみた。
電源トランス交換
前回は「電源トランス」の「B電圧」と「ヒーター電圧」ラインがトランス内部で接触している様で、仕方なく「半波整流」として回路を構成したが、今回新品の「電源トランス」に交換した事により「全波整流」にする事が出来た。
以下、平滑回路各部の波形を調べてみる。(プローブは 1/10で検査)
平滑回路の 1段目、ブリッジ整流なので 100Hzで P-Pで 2.34Vのリップルがある。
平滑回路の 2段目、100Hzで P-Pで 330mVのリップルに減っている。
平滑回路の 4段目、私の金属製の机から誘導されている 50Hz交流の波形が乗っているので判り難いが、ここでは数mV以下のリップルにまで減っている。
段間トランス交換
前回は、ボリュームを上げた時のハム音が、段間トランスが受ける誘導ハムが原因ではないか?という疑問を残したままペンディング状態にしていたので、今回疑わしい原因である「電源トランス」と「段間トランス」を両方とも新品に交換して様子をみた。
結果、残念ながらハム音は改善されず、ボリュームを絞った状態ではハム音は無いが、ボリュームを上げて行くと徐々に 50Hzのハム音が聴こえて来る。
前回の電源トランスの「B電圧」と「ヒーター電圧」ラインの接触による影響が原因か?と淡い期待を抱いていたのだが、どうやら違う様だ。
仕方ないので「段間トランス」の位置を色々変えてみて、結果的に上記写真の様な位置にするとハム音がほぼ無くなる事からその位置に固定した。
この位置だと、ボリュームを最大にしても殆どハム音は聴こえない。
発振波形
再生発振状態にしてその波形を計測してみた。
上記は、波形の 1周期が 762nSなので、1312KHzを受信している事になる。
ちなみにこれは、波形の 1周期が 1.168μSなので、856KHzを受信している事になる。
まとめ
ふぅ〜、やっとこれでこの 0-V-2はハム音も無く、感度良く鳴る様になりました。
今回 RADIO KITSさんから各種基板や 0-V-2ラジオを提供頂き色々と勉強する事になりましたが、いやはや自分のレベルの低さにマジでガッカリしまくり。やっぱ私はラジオを掃除する事位しか能が無いのかも?知れませんね。
突然話は変わりますが、いよいよ私の本業がヤバくなって来て、マジでそっちに全力投球しないと私は生きて行けなくなりました。
もう、ヤフオクでの売り買いは自粛せねばなりません。
当分本業に集中します。
それでは、また〜♡
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