調子に乗って連続して「サンスイ TU-777 FM/AMチューナー」を聴いていたら、いつの間にか「FM STEREO」ランプが消えているのに気付いた。

あれっ?確かさっきまで正常に点灯していた様な気が…

もしかしたら、壊れた?

原因を追求

電波が弱いのか?とか思ってアンテナを調整したり、スイッチを色々弄ってみたりしたけど、やっぱり「FM STEREO」ランプは点灯しないまま。

これは… どこか壊れたな?と判断して早速回路図を見ながら原因を追求してみる事にした。

  1. パイロットランプ切れを疑うがランプは正常だった
  2. ランプに電圧がきちんと来てるか確認するが正常っぽい
  3. ランプ駆動用トランジスタ(2SB324)を疑うが正常に動作している様だ

という具合で一見問題無さそうに思えたが、ランプ周りを重点的に調べたらどうやらランプに殆ど電流が流れてこないご様子。

という事はランプに電流を流す電源基板の「10D-1」整流ダイオードが怪しいという事で調べたら…

やっぱ、壊れてました!

原因が判ったので部品を交換する訳だけど手持ちに「10D-1」が無い。

「10D-1」は「1000V-1A」規格だ。

手持ちを調べたら偶々「UF5408」という「1000V-3A」規格のダイオードを数本発見。

電流を多く食うパイロットランプ用なので少し大きめの電流規格のダイオードの方が良いだろうと言う事で、この「UF5408」に交換する事にした。

「UF5408」交換作業

上記写真の上から 3番目の足が太い横長ダイードが「UF5408」だ。

私は基板を外して部品を交換する事はせず、この様に元ある部品の足と交換する部品の足を細いスズメッキ線でバインドして半田付けする方法を採用した。

この方が基板の劣化が少ないし、将来またこのダイオードが壊れても簡単に交換出来るからだ。

結果、とても綺麗に作業を完了させる事が出来た。

まとめ

そして、無事「FM STEREO」ランプが復活しました。

ふぅ〜、簡単な原因でよかった!

こんな風に自分で修理なんかすると一段と愛着が湧いて来ます。

今 NHK-FMの「JazzTonight」を聴いてますが、最高です!

では、また〜♡