いやはや、今回も素晴らしい状態のラジオを入手してしまいました。
本当にラッキーです。
木製キャビネットは小傷はあるものの、全体的にヒビやワレも無くとても綺麗な状態で、スピーカーネットが汚れも無く綺麗なのは嬉しいです。
再塗装無しのオリジナル状態とは驚きで、70年前の筐体とは信じられません。
写真は軽くワックスを掛けた状態で、もうピカピカです。
予想通り、周波数パネルはマジでおまけ程度で、よ〜く見ないと針がどこにあるか判りません。
でも、パネルも艶があってツルピカだし、小さくて可愛い〜!!
筐体の奥行きが狭く、マジこれ昔のギターアンプみたいです。
木製ケースの中も埃も無く綺麗な状態でしたが、私の拘りでケースの内側にも軽くワックスを掛けて木の乾燥を少し抑えてみました。
ちなみに心配していたスピーカーコーンは劣化も無く綺麗な状態だったので安心しました。
電源ケーブルも裏蓋も完全オリジナルの状態で、破損も無く綺麗な状態です。
シャーシや部品も全く埃が付いていなくて驚きました。
そして何と!整流管と出力管以外の3本のメタル管は全て WestingHouse 製ですっ!
私が手を入れる必要もなさそうな位ですが、一応 CRC556 で軽く拭いておきました。
シャーシ内部です。
コンデンサーはオリジナルのままかと思ってましたが、ちゃんとリッキャップされてました〜!
私が手を入れる必要はなさそうです。
左側のスピーカーもご覧の通り綺麗な状態です。
部分的にペーパーコンデンサーも残っていますが、これはリキャップされた方が問題無い!と判断して残したものだと思いますので、そのままで行きます。
後で回路図を調べてみましたが…
ここはオーディオライン入力のコンデンサーで、電圧の掛からない所なので、きっと問題無いと判断したのでしょう。
所で写真右上のシャーシの四角い切り込み、これオリジナルなんでしょうか?
断面の具合から前のオーナーが加工した様にも見えるのですが…
これは切り込みの直ぐ横にあるヒーター電圧調整用?の大型ホーロー抵抗が熱を持つので、放熱の為に付けたモノと推察出来るのですが、このアイデアは私も激同意ですっ!
この窓が無いと、ホーロー抵抗の熱がシャーシ内部に篭り逃げる所が無いです。
リキャップされた部品を見ると…
どうやらリキャップは海外で行われたみたいですね。
交換済みのコンデンサーも高級なオレンジドロップのコンデンサーを使ってるみたいだし…
ふ〜む…
私は何もやる事がありません…
まとめ
肝心の受信性能はかなり良く、ボリュームのガリ音も無く良い音で鳴っています。
ただ…
スピーカーに耳を近づけると若干のハム音が聞こえます。
しかしスピーカーが少し大きい為かハム音がそれ程気になりません。
(12〜13cm級のスピーカーだとよりハム音が目立ってしまう気がする)
なので今回はこのままで OK として、ハム音対策は行わない事にしました。
万一将来気になり出したら何時でも対策出来ますから…
以上、結局私は掃除をしただけで何もする事無く、とても素晴らしい状態の「WestingHouse H-130」を入手してしまった事になります。
今、H-130 を私のメインラジオの位置に設置して放送を聞いていますが…
この筐体のサイズは丁度良いですし、筐体の色味も良いし、思ったより木製筐体のラジオも私の部屋に似合ってます。
無事、私の GT真空管ラジオコレクションに仲間入りで〜す!
こんな素晴らしいラジオを譲って頂いて…
前のオーナー様に感謝ですっ!
では、また…♡