(ヤフオク掲載写真より)

これだっ!

「z785jp」さんが出品した「1953年製 Telefunken 21cm フルレンジ」を落札した。

  1. フレーム直径:211mm
  2. 奥行き:111mm
  3. 対角ビス穴ピッチ:224mm

単発での落札なので、当然モノラル使いとなる。

1953年製 Telefunken 21cm フルレンジ

フレームにメーカー刻印やシールは無いが…

どっからみても、テレフンケン製というのが判る。

ネットで調べてみたが、この形のスピーカーを見つける事は出来ず、よって型番は判らない。

もしや、結構レアな型番なのではないかと…

見慣れたテレフンケンのユニットに比べ、やけにマグネットが小さいのが特徴的だ。

コーン紙の裏側に「1953年製」の刻印があるらしいので、ドイツでのスピーカー製造最盛期のものだ。

この時期のドイツのスピーカー業界は、より磁力の強い大型のアルニコマグネットを採用する傾向だと思うのだが、なぜこの時期に、それもテレフンケン社がこの様な小さなマグネットを搭載したフルレンジを作っていたのか?いささか興味を惹かれる。

ペラペラの薄い金属フレームと小さなマグネットとパンパンに薄いコーン紙で重量は何と「510g」しかなく、その軽さが抜群の音抜けと爽快感に結びついているとの事、マジですかぁ〜!

まとめ

コーン紙やフィックスドエッジはとても綺麗な状態だ。

フレームに少しサビがあるが、ワックスで磨けば気にならないレベル。

半世紀前に作られたユニットとしては十分に良好な状態だと思います。

さて、コイツをどういう箱に入れるか?ですが…

この小型マグネットの特性を生かした「小音量至近距離再生」による繊細で透明感のある音を求めて、ミニホーン型の後面開放タイプにしてみようと思います。

早速「z785jp」さんに、私の机上に置ける小型モノラルでの製作を依頼しました。

それでは、また〜♡