これだっ!

「z785jp」さんに制作を依頼していた「Telefunken 21cm フルレンジ 後面開放ミニホーン」がやっと完成して本日届いた。

21cmフルレンジを机の上に置くとコーン紙直径が結構デカく迫力がある。

まずは見た目の感想

相変わらず「z785jp」さんの作品は期待を裏切らない。

50年も前の古く十分に乾燥し切った無垢古材を使ったエンクロージャーで、ご覧の通りの出来具合でレトロ大好き人間の私としては思わず微笑んでしまう。

全体的に薄い板厚でこれはエンクロージャーの鳴きも考えた「z785jp」さんお得意の手法だ。

今回は「ミニホーン」の形態を採用したので、スピーカーバッフルが少し奥まった位置にある。

果たしてどんな音を聴かせてくれるのか楽しみだ。

裏面はこんな感じで不要な箱鳴りを抑える為に適切な補強がされている。

使用されているスピーカーは小さいマグネットが特徴の「Telefunken 21cm フルレンジ」だ。

「z785jp」さんの作品は普段見えないエンクロージャーの内側まで手を抜かず綺麗に仕上げてある。

ユニットは少しサビが出て来ていたのでワックスで綺麗に磨き上げてヤレたいい感じに仕上がった。

配線の引き回しもバッチリで言う事なし。

ミニホーンの音

さて、肝心のミニホーンの音はどんなだっ!?

以下、スピーカー位置は机の右前奥にモノラルで設置し、耳までの距離は 50cm〜1m位のニアフィールドリスニング環境とした場合の感想だ。

うんっ!

まず、音に関して素人の私でも「音の密度が濃い〜」って感じる。

そんでもって後面開放なので音に抑圧感が全く無く、全域に渡り自然にのびのびと鳴っている。

ましてや 21cmフルレンジなので低音がより低く自然に鳴る。

後面開放なので低音は弱いものと覚悟していたのだが、十分な低音再生能力を感じられる。

ニュースなどの人の声もこもらずスッキリ聴こえるのも素晴らしい。

当初はこの Telefunkenユニットの小型のマグネットに懸念したが、無用な心配だった様だ。

まとめ

早速エンクロージャーの内外にドイツ製 Warwick蜜蝋ワックスを塗って最終仕上げを行いました。

机の上にポンと置いて全く違和感の無い丁度良いサイズだし、しかしそれでもでっかい 21cmフルレンジだから重低音も鳴るし、もうコイツだけで十分なんじゃないでしょうか。

こいつを机上箱庭ニアフィールドで聴くと、モノラルならがいつの間にかスピーカーの存在を忘れてしまう程です。

当面コイツをエージングしつつ聴き続けてみます。

それでは、また〜♡