「S-41G」の若干のハム音が気になったので対策を行った。

電解コンの並列接続

ハム音対策の為に電解コンデンサーの取り付け方法をいくつか実験してみた。

この「S-41G」の場合はオリジナルの回路で整流管からOPTトランスに行くまで既に 1つの CRフィルターが挿入されているので、私が何時ものパターンで回路を追加する必要も無さそう。

結果的にコイツの場合は、追加の電解コンデンサーを並列に取り付ける事でハム音をほぼ無くす事が出来たので、これで手打ちとした。

写真の様に電解コンの取り付け位置もバッチリだし、半田付けも上手くいった。

トラッキング調整

今回は SSGがあるので、超簡単にトラッキング調整を行う事が出来、「S-41G」の中波及び短波 2バンド共に周波数目盛りと受信周波数がピッタリ合う様になった。

やっぱ、SSGは便利だなぁ〜!

SSGでの測定の結果「S-41G」のバンドスプレッド機能は -100kHz〜+100kHz位でそこそこ使い易い。SSBやCWの復調ではバーニャ比がもっと大きい方が使い易いかとも思われるが、海外短波放送を受信するのがメインのコイツの場合は妥当なのかも知れない。

またコイツはスプレッド専用のバリコンを持たず、局発用空芯コイルの中にフェライトコアを設置し、それを出し入れして周波数を微調するという特殊な機構が興味深い。またそれは周波数安定度もそこそこあり、多少のフリクションロスがあるものの実に上手く動作している。

ケースの部分的な色落ちを補修

ご覧の様にケース上面の縮緬塗装が色落ち?してて、かなり白っぽくムラになっている。

写真だとそんなに酷くなさそうだけど、実際にはかなり白くて筐体を見る度に残念な気持ちになる。

色々考え抜いた結果、私の常套手段である「靴墨」を使って軽く補修してみる事にした。

少し「焦げ茶色」になってしまうけど、ケース下部もその色なのでそれほど違和感は無いかと。

結果、写真だと少し?だけど、実際には全く違和感無いレトロ色に収まっていて私的に大満足。

左側も満足出来る状態に。

まとめ

ボリュームやバンドセレクトスイッチ、その他各種スライドスイッチのガリノイズは全く無し。

全ダイヤル関連軸に注油もしたので、ダイヤルも気持ちよく回る。

中波は勿論、短波2バンドも予想以上の高感度で受信出来ていて、音質も良い。

「BFO」もバッチリ効いて、アマ無線のSSBやCWを思ったよりまともに復調出来る事を確認。

もう完璧ですっ!

では、また〜♡