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これが不良の 6AQ8です。見た感じでは不良っぽくないんですけど。

先週末に 6AQ8をヤフオクで落札したんですけど、土日が入ってしまったので到着が遅くなりヤキモキした状態が続きました。

土日月の3日間、シャーシ出しっぱなし

先週の金曜日に Simonettaの筐体からシャーシを出して、それから今まで出しっぱなし状態が続いた。

その間、頭の中では「絶対に 6AQ8が悪いはずだ」とか、「フロントエンドの中身が悪くなったか?」とか色々な憶測が飛び交い、百回以上も FMフロントエンドの回路図を見たりなんかして、もう殆ど覚えてしまった位だ。

私の師匠の「takinx」さんからも各種アドバイスを頂きながらユニットの外部からチェックを繰り返したし、最悪の場合、やはりフロントエンドのユニットを分解すべきか、それとも分解はやめて FM受信を諦めるか、幾度も頭のなかで判断を繰り返した。

今の私は「Simonetta」を気に入り過ぎているので、絶対にユニットの分解などしたくなくて、なんとしても100%オリジナルを維持したいという気持ちが強かったから判断に迷いが出ました。

今日の夕方に「6AQ8」が到着

今日の 17時頃になっても「6AQ8」が届かないので、今日もダメか… と諦めかけた時、やっと「6AQ8」が定形外で届いた。

早速、今までの「6AQ8」を抜き、届いた「6AQ8」に差し替えて、電源ON!

んっ? FM特有の「サー」というホワイトノイズが聞こえない…

あぅ〜、やっぱ「6AQ8」が原因じゃなかったのか…

という事は「FMフロントエンド」の中身に原因があるんだな、きっと…

そう諦めかけながらチューニングダイヤルを回していると、突然…

FMトランスミッターで送出していた「クラシックFM」の音楽が大音量で鳴り出した

やった〜! やはり原因は「6AQ8」の不良だったのだ。

もしやモノラルタイプの FMラジオは「サー」っていうホワイトノイズは聞こえないのかな。

まとめ

ふぅ〜

私の今までの少ない経験だと、真空管不良の場合は「ボソボソ」「バリバリ」等のノイズ発生や「感度や音量劣化」が殆どだったけど、今回の様に「完全に動作しない」というのは初めてだったので、今回の事はとても良い勉強になりました。

これで「Simonetta」はオールバンドでの正常動作が確認された事になります。うれしい〜!!

今、FMで「クラシックFM」を聞いています。

正に FMラジオの音質で鳴っていて、オーディオアンプで音楽を聴いている様な感覚です。

こうして同じ装置で FMと AMを聴き比べてみると、明らかに AM音質の方がダイナミックレンジが狭い?という感じですが、その狭いレンジの中にコンプレッションを伴って納まっている AM音質の方が私は心地よく聞く事が出来るみたいです。

やっぱ、AM音質がサイコーですねっ!

な〜んて言いながら、FMから聞こえて来る重低音の響きに今更ながら聴き入る私です。

んんっ? 16cmの単発スピーカーでこの音質ってか? やっぱ「Simonetta」って別次元かも…

じゃ、またね〜♡